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コーヒーで読み解くsdgs

川島良彰

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591169681
ISBN 10 : 4591169685
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

あなたの知らない、コーヒーとSDGsの世界。コーヒー、経済、開発援助の専門家3名がいざなうコーヒーで未来を変える旅。

目次 : SDGsと持続可能な開発/ 貧困をなくそう 「コーヒー危機」と貧困/ 飢餓をゼロに コーヒー生産で飢餓から脱する/ すべての人に健康と福祉を コーヒーがもたらす健康と福祉/ 質の高い教育をみんなに コーヒーがもたらす教育/ ジェンダー平等を実現しよう コーヒー生産とジェンダー平等/ 安全な水とトイレを世界中に コーヒー農園と安全な水/ エネルギーをみんなにそしてクリーンに コーヒーとクリーンエネルギー/ 働きがいも経済成長も コーヒーが生み出す働きがい/ 産業と技術革新の基盤をつくろう コーヒーの技術革新/ 人や国の不平等をなくそう 不平等をコーヒーで解決する/ 住み続けられるまちづくりを コーヒーとまちづくり/ つくる責任 つかう責任 コーヒーをつくる責任と飲む人の責任/ 気候変動に具体的な対策を コーヒーの気候変動対策/ 海の豊かさを守ろう コーヒーで守る海の豊かさ/ 陸の豊かさも守ろう コーヒーで守る陸の豊かさ/ 平和と公正をすべての人に コーヒーで平和と公正を/ パートナーシップで目標を達成しよう コーヒーのパートナーシップ

【著者紹介】
Jos´e.川島良彰 : 株式会社ミカフェート代表取締役社長/日本サステイナブルコーヒー協会理事長/タイ王室メーファールアン財団コーヒーアドバイザー/国際協力機構(JICA)コーヒー分野にかかる課題別支援委員会委員長。静岡聖光学院高等学校卒業後、エルサルバドル共和国国立コーヒー研究所に留学。大手コーヒー会社に就職。ジャマイカ、ハワイ、スマトラで農園開発に携わり、マダガスカルでは絶滅種マスカロコフェアの発見と種の保全、レユニオン島では絶滅種ブルボンポワントゥを発見し、島のコーヒー産業を復活させた。2007年に同社を退職後、日本サステイナブルコーヒー協会を設立し、2008年に(株)ミカフェート設立

池本幸生 : 東京大学東洋文化研究所教授/日本サステイナブルコーヒー協会理事。京都大学経済学部卒業後、アジア経済研究所入所。1987年から1989年にかけて海外派遣員としてタイのチュラロンコン大学社会科学研究所に赴任。1990年、京都大学東南アジア研究センター助教授。1993年から1994年にかけて東南アジア研究センター・バンコク連絡事務所駐在。1993年京都大学博士(経済学)取得。1998年、東京大学東洋文化研究所助教授に就任し、2002年より現職

山下加夏 : ミカフェート・サステイナブル・マネージメント・アドバイザー。慶應義塾大学卒業、ケンブリッジ大学修士(サステイナビリティ・リーダーシップ)。外資系企業勤務後、2001年より国際NGOコンサベーション・インターナショナルに勤務。気候変動プログラム・ディレクターとして、国連気候変動枠組条約の森林保全に関わるアジェンダへのインプットや日本政府の資金援助に基づく開発途上国の森林保全調査案件を率いたほか、現地プログラムとの連携によるプロジェクト実施に取り組む。2015年より、株式会社ミカフェートのサステイナブル・マネージメント・アドバイザー。主に個々のコーヒー生産農家の現状を調査し、持続可能な成長に向けて必要な支援や体制を構築し、結びつけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ルピナスさん

    一休みと称し、日に3回、珈琲豆をゴリゴリと挽いて香りと味を楽しむのが至福の楽しみです。いつぞや、「途上国から世界を変える」と頑張っているマザーハウスの山崎社長が、インドネシア発のチョコレートを美しい体裁で結構な値段で発表していました。カカオも珈琲も、生産者が開発途上国である一方、消費者は先進国。互いが関心や問題意識を持ちにくい構造ですが、SDGsの17の切り口から紐解いた本書を通じ、消費者である私達の選択的行動によってSDGsに貢献できることが分かります。他人の不幸の上に自分の幸福は築けないのです。

  • 1.3manen

    17の目標にカラー色分け、写真もカラーでありがたい。貧困とは社会的排除である(030頁)。貧困の原因は社会から排除され、働く機会を奪われていること。包摂によって対策を図ろう(161頁)。第13章のコーヒー豆産地の変化をみると、いつまでもコーヒーを飲めるとは限らない。気候変動はコーヒー嗜好を奪うのだろうか。コーヒーはグローバル商品でありながら、生産地が途上国に限られる一方、消費者は先進国に住んでいるという特殊な事情がある(254頁)。

  • Sam

    「SDG sでは地球環境は救えない」という『人新世の「資本論」』の主張についてどうこう言う前にそもそもSDG sをちゃんと理解しているか?っていうと実はそうでもなく、気軽に(まさにコーヒー飲みながら)学べることを期待して読んでみた。コーヒーはグローバルな商品でありながら生産地≒開発途上国、消費地≒先進国という特殊な構造となっているため様々な歪みが存在したが、SDG sの各ゴールへの取組を通じてコーヒー産業の健全な発展が実現できると説く。教科書的な書き振りながら密かに著者たちの熱い想いも込められている。

  • たんかれ〜

    毎朝何気なく飲んでいたコーヒーについて深く考えさせられました。一杯のコーヒーが実はSDGsの17項目全てに大きく関わっていて、選び方次第でSDGsに貢献できる事も知りました。これからはもう少しお金をかけてでもサステナブルなコーヒーを選びたいと思います。3人の筆者の熱量も感じられる良本です。

  • ta_chanko

    できるだけ安くて美味しいコーヒーを買い求めてきたが、それではコーヒー生産の持続可能性が途絶えてしまう。環境保全・生産者の生活向上など、SDGsに全般的に取り組んでいる団体を先進国や消費者が支援し積極的に購入するようにすれば、高品質なコーヒーを将来にわたって味わうことができる。コーヒー生産に限ったことではないが、大量に作らせて安く買いたたくという消費行動を改め、質の高いものに対して相応な対価を支払うことや、安いからといって不要なものや低品質なものを買い求めないことなどが必要。

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