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マイノリティと国民国家 イスラームを知る

川島緑

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784634474697
ISBN 10 : 4634474697
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2012
Japan

Content Description

目次 : 第1章 フィリピン・ムスリムとはどんな人びとか(多言語、多文化状況を生きる人びと/ マジョリティからみたムスリム像/ 植民地国家周辺部への編入)/ 第2章 フィリピン共和国の制度とムスリム(国家と宗教の関係/ ムスリム行政の概要/ 不平等の構造)/ 第3章 イスラーム運動の展開―十八世紀から一九六〇年代まで(フィリピンのイスラーム知識人/ 二十世紀前半のイスラーム改革運動/ マッカ留学の先駆者たち/ カイロ留学の先駆者たち/ 民謡のなかの防衛ジハード)/ 第4章 モロ民族独立運動(新世代ムスリム・リーダーの台頭/ モロ民族解放戦線/ モロ・イスラーム解放戦線)/ 第5章 新局面のムスリム政治・社会運動(漸進的イスラーム政治運動―オンピア党/ イスラーム過激派/ イスラーム教育の新展開/ モロ民族独立運動がのこしたもの)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nori

    I understand why there are not many Muslim in Davao. However, it did not show analysis for rise and fall of MNLF and Abu Sayaf. How treated with Bansa Molo in Arabic worlds? Also, it did not give me a hint why many money changers show Shahada plates.

  • Sanchai

    モロ民族独立運動について知りたくて読んでみた。第4章だけは格段に面白かった。特に、MILF創設者であるサラマト・ハシムの思想的背景の解説は、ものすごく勉強になった。

  • kenken

    イスラーム運動独自のダイナミズムに注目してフィリピンのムスリムを捉え直す。個別の知識人や資料の読み込みから得られた豊かなディテールが魅力。初学者が手にすることを想定したブックレットとしては、フィリピン・ムスリム社会の政治社会構造を俯瞰し焦点を当てた知識人の位置づけをわかりやすくする工夫が欲しかった。週末の書評発表向けメモ。

  • 「めぐこ」

    90%以上をキリスト教徒が占めるフィリピンにおいてマイノリティの位置に当たるイスラム教を取り上げた一冊です。我々は上智大学および創始者の故マタイス教授の影響を強く受けており、キリスト教関連の施設と深い協力関係を築いた上で支援活動を続けておりますが、そういった環境に置かれているからこそ、宗教とボランティアの関係について考える機会を多く得ていることを感じています。経済的貧困を抱えているのにも関わらず、宗教的な事情で援助を受けることができないとしたら?一度それぞれの胸の中で考えてみるべき問題かもしれません。

  • denken

    フィリピンという前提がどんなのか掴んでないので,なんとも。

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