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Up Plus 新興国から見るアフターコロナの時代 米中対立の間に広がる世界

川島真

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130333023
ISBN 10 : 413033302X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ロシア、インド、トルコ、ブラジル、南アフリカ、中東、中央アジア…。コロナ禍の中で、地域大国はどのようになっているのか、そして、米中対立が激化するなか、世界は今後どのように動くのか?最新の知見のもとに分析する。

目次 : 1 地域大国の立場(コロナ危機後のロシアと世界―「長い二〇一〇年代」か、新しい世界か/ 継続する安全保障化と地域秩序中心のアプローチ―コロナ危機下の二〇二〇年におけるトルコの内政と外交/ インド―コロナの苦境を機会に変えることができるか ほか)/ 2 小国の立ち回り(中国=モンゴル関係のメタファーとしてのコロナ/ アフター・コロナの中国の新疆政策/ 「小国」は主体か、客体か?―米中対立下の香港 ほか)/ 3 地域のまとまりと分裂(アフターコロナの中東秩序/ 中央アジアの新型コロナ問題と国際関係―減速する世界?/ キューバ白衣外交の文脈―トランプとコロナ)

【著者紹介】
川島真 : 東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はアジア政治外交史

池内恵 : 東京大学先端科学技術研究センター教授。専門はイスラーム政治思想史・中東研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Tai

    ウクライナ侵攻直前に発刊。コロナ禍によるコミュニケーションの制限が、既存の陣営の対立や激化・加速化された競争・紛争の強化とならないかを注視し振り返る必要がある。BRICSのドル建てGDPの成長、中印以外は通貨の高騰による。ルーブルは資源価格に左右され、リーマン以降はマイナス成長に。(露2011〜2018GDP▲6.1)2014年ウクライナ危機以降、プーチン支持率は低下傾向を辿り、他がいないという消極的支持はかなり残存するが2000年代のような権力と国民の蜜月はほぼ瓦解していた。プーチンは動いてしまった。

  • にしがき

    👍👍👍 コロナ禍真っ最中の新興国が、コロナ禍にどう対応しているか、米中(+ロシア)といったメジャーパワーといかに関係を築いているか、といった視点で各国の研究者が報告しているもの。新興国は国際関係の中で主体か客体か、という視点は面白い。が、研究者の執筆からほぼ一年経っての発行なので、勢いが中途半端な感じがする。/本書で取り上げられているのは、トルコ、インド、インドネシア、ブラジル、南ア、モンゴル、新疆、香港、台湾、カリブ海諸国、北朝鮮、中東、中央アジア、キューバ。対象が幅広くて良い。

  • PETE

    全裸中年男性のおすすめによって購入。 世界各国のコロナの対策・感染状況の分析もさることながら、中国の一帯一路政策との関係が説明される太平洋島嶼部諸国や、内政の経緯が明らかになるブラジル・トルコ・南アフリカなどの分析が参考になる。 普段FAJのような国際政治専門誌を購読するわけにいかないから、日本のジャーナリズムだとどうしても日本との関係が記事の中心になりがちで、新書に毛が生えた程度の値段で、世界情勢の俯瞰のために読めるのはありがたい。

  • papahaba

    大国(米中)対立下でも、地域大国・小国は、独自の価値観、政策、判断をしながら自国の利益最大化を図っている事が具体例で良く分かった。

  • ラピスラズリ

    予想通りと言えば予想通りだが、国際政治という観点ではコロナ禍であっても特に変わらず、もともとあった問題がより鮮明になったり、隠れていた問題が浮き彫りになったりといった変化で、コロナごときでは国際政治や勢力図を変えることはできないという話だった。国際政治というと米中や欧州の国々ばかりだが、トルコや南アフリカなど、普段はあまりスポットライトが当たらない国々のコロナ禍前後での国内政治、外交について知ることができたのが個人的にはおもしろかった。

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