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渡邊白泉の100句を読む 俳句と生涯

川名大

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784752220817
ISBN 10 : 4752220814
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
川名大 ,  

Content Description

白泉の人生の全貌と、傑作の斬新な読み解き。

目次 : 白壁の穴より薔薇の国を覗く/ 熔岩は太古のごとく朝焼けぬ/ 街燈は夜霧にぬれるためにある/ 三月の蒼穹にゐて事務とれる/ れうらんと咲きみだれたる魚を売る/ 昆虫のごとく自動車灼けゐたり/ 自動車に昼凄惨な寝顔を見き/ 冷房へ華氏九十度の少女入る/ 鶏たちにカンナは見えぬかもしれぬ/ 赤き犬ゆきたる夏の日の怖れ〔ほか〕

【著者紹介】
川名大 : 昭和14年(1939)千葉県南房総市生まれ。早稲田大学第一文学部を経て、慶応義塾大学・東京大学両大学院修士課程にて近代俳句を専攻。三好行雄、高柳重信に師事。富澤赤黄男・渡邊白泉・西東三鬼らの推進した新興俳句を研究対象としつつ、近代俳句の軌跡を俳句表現史の視点から構築。東京都立三田高等学校・聖光学院中学校高等学校(横浜市)教諭、東京都公文書館史料編纂係などを務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かふ

    これも図書館本。「京大俳句弾圧事件」で勾留され、それ以後は俳壇から消えて行った白泉だが、死ぬまで俳句は作り続けていた。死後にその全貌が明らかになり、近年再評価された俳人である。白泉のもっとも有名な句「戦争が廊下の奥にたつてゐた」は今でも通用する新興俳句となっている。なお「京大俳句弾圧事件」で弾圧された俳人は他にもいるので彼等の再評価を望まずにはいられない。その先陣を切ったのが白泉なのである。

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