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中国の恋のうた 『詩経』から李商隠まで

川合康三

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000281829
ISBN 10 : 4000281828
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2011
Japan

Content Description

最古の詩集「詩経」に残された大らかな恋のうた、南朝の民歌にみられる男女の機微、晩唐・李商隠の精緻を極めた恋愛詩…。中国古典詩における恋愛詩の魅力を縦横に語り、いつの時も変わらない人々の思いを読み解く。

【著者紹介】
川合康三 : 1948年浜松市生まれ。1971年京都大学文学部(中国文学専攻)卒。東北大学文学部助教授を経て、京都大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • なつき

    日本や西洋文学に比べ「恋愛」が文学に占める割合が極少といわれる中国。解釈が無理にそうなってるだけで本当は恋の歌もあるんだよ、と。訳の妙もあるのか、堅い漢文も可愛らしい雰囲気になってます。

  • カコ

    白文、書き下し文、現代語訳に解説と、至れり尽くせりな一冊。読んでて楽しかった。解釈が分かれる所で、解釈例を挙げた上で筆者が選ぶ解釈を根拠と共に示してくれているのが有難い。帯の「天と地が〜」(上邪曲)は本文の現代語訳では少し違う書き方だけど、名訳だと思う。いかにも古代の恋の歌、といった感じで、これはこれで好き。無理に解釈に筋を通そうとしない筆者の姿勢に好感が持てた。魚玄機狙いだったけれど、好きになったのは、読曲歌p66、蚕糸の歌p185、別れに贈るp186。漢詩は初心者だから、今後好みは変わりそう。

  • つまみ食い

    副題の通り詩経の時代から李商隠まで幅広く扱う。『漢詩のレッスン』でもそうだが、この著者の信頼が置けるのは、ジャンル(たとえば男性が男性に寄せた性愛の詩)や詩材の時代的変遷が論じられるはど文学史的視点が鋭い一方で、最終章の李商隠の詩の精読にみられるようにテキストの構造と他の作品との間のテクスト性、作家性をバランスよく論じることのできる視野の広さを併せ持つ点。

  • にゃしー

    久しぶりに漢詩に触れたくて図書館で借りた。恋のうたではなくても良かったのだが、昔習ったうたなどがあり、懐かしかった。

  • みるこおら

    中国の古典文学は官吏の文学である。民間の口承文学は儒教的解釈のフィルターを通して伝えられた。よって、恋のうた、民衆の暮らしのうたが少ない(ように見える)。そこが日本文学との違い。 そして、多分、これが日本人と中国人の思考法の違い。

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