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動物園は進化する ゾウの飼育係が考えたこと ちくまプリマー新書

川口幸男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480683526
ISBN 10 : 4480683526
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

永年動物園でゾウの飼育係を務めた著者二人が人にもゾウにも優しい飼育方法を考えた。そこから見えてくる、未来の動物園の姿、ひいては野生動物との共生とは?

目次 : 第1章 ゾウとはどんな動物か(ゾウの不思議なカラダ/ ゾウの不思議な行動 ほか)/ 第2章 人間とゾウの歴史(アジアのゾウ/ 日本でのゾウ ほか)/ 第3章 ゾウの飼育法が変わってきた(ヒントはシャチの飼育法/ アラン・ルークロフトの経験 ほか)/ 第4章 ゾウも人も幸福な新しい飼育法(ゾウの準間接飼育とは?/ PCウォール ほか)/ 第5章 ゾウと動物園(これからもゾウが見られるということ/ 時間がたって何が変わったのか? ほか)

【著者紹介】
川口幸男 : 1940年伊豆大島生まれ。東京都恩賜上野動物園に41年間勤務。専門は、ゾウ、ニホンザル。退職後、動物コンサルタント・エレファント・トークを開業。元NHKラジオ夏休み子ども科学電話相談の回答者

アラン・ルークロフト : 1947年イギリス生まれ。イギリス、ドイツ、アメリカなどの動物園勤務を経て1988年にコンサルタント会社エレファント・ビジネスを開業。ゾウの飼育管理法や実務に関するさまざまな業務を行う。1988年から2016年までに世界各地の109の動物園を指導。現在コンサルタントとして11か国30の動物園に関与している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Sakie

    動物園でゾウを飼育展示するようになった当初は見世物だったのが、時代と共に動物を通じて自然のしくみを教える、種を保存するなど機能を変えてきた。体が大きいゆえに飼育係の安全問題は喫緊であり、動物福祉も言われる今、変わりつつあるという。しかし繁殖は上手くいっていない。繁殖するためにはゾウが自然体で生きられる環境が必要だ。なのに群れの構造が複雑なゾウの少数飼育やコンクリートと鉄の檻、夜に自由に歩いたり食べたりできないスケジュール、なにより他者の視線など、人間に置き換えれば当たり前のことが動物のことになると難しい。

  • kenitirokikuti

    図書館にて。明治から昭和20年まで来日したゾウは20頭。戦後からワシントン条約までに80頭。野生動物の輸入が制限されるので、ばんばん持ち込めなくなる。なお、当時オスのゾウは三頭。そもそもゾウの飼育繁殖はむずかしく、2000年にやっと成功したくらい▲ゾウはアジアで家畜化されたものの、捕獲して飼い慣らす形。寿命が長いので、牛馬羊山羊犬猫みたく品種改良されていないのである。つい最近までサーカスの猛獣使いと似たものであった▲あけすけに言うと、ゾウの飼育員がよくゾウに殺されるので飼育法が転換してるのだ

  • mick

    直前に読んでいた「動物園から未来を変える」で知った動物園の存在意義、それがゾウにおいてどうなのかがよくわかった。これから動物園は変わり、変わらなければならないのか。「私のことならほっといて」の小説の中に宇宙人に捉われた最後の地球人の話しがあったのがゾウとかぶる。

  • たけのこ

    学生のころ、動物園実習でアジアゾウ班になり、直接飼育でゾウと長年接してきた飼育員さんを間近で見て以来、飼育員さんへの憧れがあった。しかし、特殊な経験が必要で、かつ危険と隣り合わせな直接飼育が必ずしも望ましいものではないというのを読み、確かにその通りだなと少し考えを改めた。色々な知見を取り入れてさらに変わっていく動物園が楽しみ。

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