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「声」の言語学入門 私たちはいかに話し、歌うのか Nhk出版新書

川原繁人

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140887417
ISBN 10 : 4140887419
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜ声や話し方で「印象」が変わるのか。音から意味が紡ぎ出される仕組みから、それぞれの音の発音方法の詳細、音声コミュニケーションを支える体の不思議までを網羅。俳優、歌人、ラッパー、声優、歌手、アナウンサーなど、「声のプロ」たちとの豊富なエピソードを題材に、多数の図版を使いながら「伝える・伝わる」の謎をわかりやすく解説する!

【著者紹介】
川原繁人 : 1980年、東京都生まれ。慶應義塾大学言語文化研究所教授。2002年、国際基督教大学卒業。2007年、マサチューセッツ大学にて博士号(言語学)取得。ジョージア大学助教授、ラトガース大学助教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kuukazoo

    「書く」もだけど「発声する」ことから言葉について考えるのも面白い。普段意識していない、声を出す時の体の使い方や音に対する感じ方などを改めて解説されると、どうやってこんな複雑な仕組みがインストールされたんかと思う。自分は歌手でもラッパーでも俳優でもアナウンサーでもないので音声学の知識が直接仕事に役立つわけではないけど、いかに人が母語を自分の体にしみこませてきたか、音声コミュニケーションを進化させてきたかを考えるのは単純にわくわくしますね。方言とか本当に不思議。発音時のMRI映像をどう撮るのかも不思議。

  • tolucky1962

    アナウンサーはしっかり唇を閉じて説得力を増す。声は非論理を担う。萌音さん「さびしくなるよ」。び:唇をとじきらず→筋肉使わず→行きたくないを表現。よ:母音をじんわり終える→けだるさを表現。小さい抑揚→やる気のなさを示す。咽頭を上げて高音→体の小ささ→若々しさを表現。笑顔キープ→両歯音の代りに唇歯音→笑顔を伝える。日本語で両唇音/唇歯音は『ゆれ』で区別しない。許すゆれは言語で違う。英語はso coooooolなど音の長さはて許される『ゆれ』だが,日本語では「おばあさん」「おばさん」のように区別される。

  • 新平

    日本語の発音をMRI画像でIPAと対応しながら解説している第三章の解説が英語の発音を考えるのにも役に立つ。第三章では発音の仕方を解説しているが、結果的に発生する音の響きが大事である、という立場もあるらしい。英語の発音の教え方に差があるのはこのためだったか。

  • まちこ

    ブログみたいな文体でほんとに読みやすい。歌手、俳優、ラッパー、俵万智との交遊から発声して伝える言語の本質が浮かび上がる。プリキュアに両唇音が多いとか例もチャラい。進化ポケモンは濁音が多いが実際濁音の発声時に口腔は広がる。ソクラテスは子音sを風と言い俵万智は爽快感と言うがこの通底はソシュール的にはナシだという。IPA基準の調音点・調音法・有声性を意識するのは声を操るのに有用、何故アーだと歌える音が歌詞だと出ないのかわかった。終章、有名人との交遊で自意識をヤられた著者の告白は文庫版五体不満足みたいでよかった。

  • 門哉 彗遙

    「音声学を学ぶと人生が豊かになる」と書かれていた。実際、上白石萌音さんや俵万智さんが登場するあたりは惹き込まれていったが、悲しいかな、「音声学」だけに、文字で表現されるのを理解していくのが困難であった。だから僕はいまも豊かではない(笑)。

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