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イギリス近代史講義

川北稔

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062880701
ISBN 10 : 4062880709
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
川北稔 ,  

Content Description

昼寝よりも残業という心性はいつ生まれたか。近世イギリスの高齢者問題とは。産業革命はなぜイギリスで起きたか。西洋史の泰斗が大英帝国の「成長」と「衰退」を描く画期的入門書。

【著者紹介】
川北稔 : 1940年大阪市生まれ。京都大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程中退。文学博士。大阪大学大学院文学研究科教授、名古屋外国語大学教授を経て、京都産業大学文化学部客員教授、国際高等研究所副所長、大阪大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    プロローグを読むと最近、高校生で受験者数が世界史が地理に抜かれているという話があります。やはり範囲が広すぎるのでしょうか?歴史学の先生でも現実に向き合える学者が日本にはいないと書かれています。世界各地の庶民の歴史を描くことによってもう少し興味のあるものにしたいというのがこの著者のスタンスです。確かに都市の生活文化、「成長パラノイア」の起源などを読むと、今の日本人の生活なども見直す必要があるのではないかという気もしてきます。

  • mitei

    産業革命やイギリス衰退論に関する通説に対し、疑問点を呈し、今に続く本当のイギリス社会が垣間見えるようだった。

  • skunk_c

    10年近く本棚で寝ていた本を読んだがすこぶる面白かった。著者はウォーラーステインの「近代世界システム」の紹介者として知られるが、一方で需要=消費から経済史を考えるという視点をお持ちで、このマクロとミクロが絶妙にミックスされたイギリス近代史を、一気語りしたものを起こしたとのこと。テンポも良く、具体例も豊富でイメージも沸きやすい。何より細部にこだわらず、大掴みに歴史像を描き出している。現代的な問題意識もふんだんに盛り込まれ、ことは価値観にまで及ぶ。真に「暗記物でない歴史」の奥深さを見せていただいた。お薦め。

  • kei-zu

    「砂糖の歴史」を読んででひっくり返り、「世界システム論講義」に続けて本書を読了。 英国の社会学的背景や「歴史学」の在り方への考察など、取り上げられる内容は幅広いが、基本的には講義の書き起こしということで読みやすい。上記の本を読んで興味を持たれた方は、本書も是非。

  • おさむ

    面白いの一言に尽きます。イギリス近代史の大家である川北氏の大学の講義を聴いているかのような錯覚に陥ります。都市の生活文化はいかにして成立したか、なぜ世界で初めてイギリスで産業革命が起こったのか、イギリスは衰退したのか、……。話はあちこちに飛ぶのだけれど、それが不思議に心地よい。人々の生活の検証から説き起こすからこそ、大局的な視座が生まれるのでしょう。ウォーラーステインの世界システム論を日本に紹介した人物として知られる川北氏ですが、この手のイギリスものの著作も多いようなので、もっと読んでみたくなりました。

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