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戦争・革命・テロの連鎖(仮)中東危機を読む

川上泰徳

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779128172
ISBN 10 : 477912817X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

10年ごとに繰り返される危機噴出の構図と矛盾の正体!1994年から20年間、中東各地に駐在し、イラク戦争(2003年)、「アラブの春」(2011年)、「イスラム国(IS)」の出現(2014年)という「中東危機」に遭遇したジャーナリストが読み解く、錯綜する中東情勢への視座。

目次 : 第1章 繰り返される中東危機―1979年から始まった連鎖/ 第2章 危機の前にパレスチナが動く―「尊厳」の問題/ 第3章 噴出した若者パワーの行方―「アラブの春」第2弾/ 第4章 ムスリム同胞団は復活するのか―弾圧の下で/ 第5章 イラン・イスラエルの“戦争”は激化するか/ 第6章 「イスラム国」の再来の可能性とスンニ派の受難/ 第7章 イスラエルとアラブ国交正常化―平和か、危機か/ 第8章 中東分裂の構図―ぶつかる二つの枢軸/ 第9章 「対テロ戦争」が生む難民危機―空爆の破壊と殺戮/ 第10章 コロナ禍で増幅する矛盾―感染対策が治安対策へ

【著者紹介】
川上泰徳 : ジャーナリスト。1956年長崎県生まれ。大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)アラビア語科卒。1981年朝日新聞社入社。高知、横浜支局、東京本社学芸部を経て、特派員として中東アフリカ総局員(カイロ)、エルサレム、バグダッド、中東アフリカ総局長を歴任。編集委員兼論説委員、中東駐在編集委員を経て2015年退社。フリーランスとしてエジプトに取材拠点を置き、中東取材を行う。中東報道で、2002年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞。津田塾大学、名古屋外国語大学講師。危険地報道を考えるジャーナリストの会世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • coolflat

    22頁。サダトは1973年の第4次中東戦争でイスラエルに対してナセルでさえなしえなかった緒戦の勝利を手にした。しかしその5年後にはイスラエルを訪問し、1979年に平和条約を結んだことで、エジプト自らが「アラブの大義」を放棄することになった。エジプトという柱を失ったアラブ世界がその後、イスラエルと戦争をすることはなかった。その代わりに1979年を起点として、中東危機の連鎖が始まるのである。1979年イラン革命→80年イラン・イラク戦争、81年サダト暗殺。90年イラクのクウェート侵攻→91年湾岸戦争。

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