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中東を取材すると世界がわかる

川上泰徳

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784772612487
ISBN 10 : 4772612483
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1994年から2014年まで、中東専門記者として、パレスチナのオスロ合意、第2次インティファーダ、イラク戦争、アラブの春、シリア内戦、「イスラム国」の出現など、この20年間に起きたほとんどの大事件を現地で取材。
本書では、取材の発端や、取材対象に接触するための方法、取材の過程や重要なエピソードをルポとして描きだし、ボーン・上田国際記者賞受賞者の著者が、イスラム国出現の背景や中東を取材するということはどういうことかにせまっていく。

【著者紹介】
川上泰徳 : 中東ジャーナリスト。元朝日新聞中東・アフリカ総局長。1956年生まれ。大阪外国語大学アラビア語科卒。1979年、カイロ大学文学部史学科留学。1981年、朝日新聞入社。学芸部を経て中東アフリカ総局(カイロ)総局員、エルサレム支局長、中東アフリカ総局長・バグダッド支局長兼務。編集委員・論説委員兼務、中東駐在編集委員。2015年1月に退社し、フリーランスとなる。2002年度、パレスチナ問題とイスラム取材でボーン・上田記念国際記者賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しーふぉ

    スンニ派とシーア派の違いもよく分からないので中東やアフリカのことが分からない。イスラエルで若者の中にパレスチナに対するイスラエルの対応は間違っているとして徴兵拒否をする人もいるなど知らないことが多く書いてある。サマワの自衛隊の駐留での話しもなかなか日本に伝わらないことが書いてあった。結局お金をばら撒くことしか日本は出来ないのか…

  • BLACK無糖好き

    新聞社の海外特派員として20年中東に関わった著者自身による取材記。オスロ合意、パレスチナのインティファーダ、イラク戦争、アラブの春、ISの出現など様々な出来事を現地で見聞した生の声が満載。ムスリム同胞団の成り立ちやアラブの春以降台頭した「サラフィー主義」に関する考察も大変参考になる。中東の奥深さの一端が見える。一方で、イラク戦争後の混乱で、バグダッド南部の核開発施設にあった汚染物質を入れた容器を住民が知らずに水タンクに使い、地域で癌患者が増えているが米軍や国連からも放置されていた件は衝撃でした。 

  • JINNIYYA

    インティファーダ、イラク戦争、アラブの春など過去20年に起きた重大事件の「当事者」達に取材した手記。情報量、内容ともにとても充実しており読み応えがある。すごい人達に沢山インタビューしているが、アラファト議長やヤシン師などの著名人よりも、市井の人々へのインタビューの方が面白いと感じた。思わず目頭が熱くなるエピソードも沢山あった。中東の社会に生きる人々を身近に感じられる本。読書時間は約12時間。

  • 四色しおり

    現場を歩かなければ見えないことは多い。これを読むと国会の大本営発表を受け取るために組織されているような記者クラブが著しく迎合的で事実に迫ろうとしていないものであることがわかる。まあ著者が大新聞の記者という立場に慣れきっている様もこの中で伺える訳であるが。若者が世代の中心となっているアラブ世界がこれからどのように動いていくか目を離せない。

  • 渓流

    片足を温泉に付けながら、もう一方の足をちょっと風に当てながら書いた市井に暮らす中東人々の今。と言っても5年10年前の。願わくば、中東の春の最中に、一面とは言わないが2面ぐらいには載せてもらう力量はなかったのかしら。やめた後にくだくだ言ってもねえ。

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