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あの日、小林書店で。(仮)Php文庫

川上徹也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569904467
ISBN 10 : 4569904467
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

新入社員の大森理香と小さな本屋の女店主による心温まる成長ストーリー。伝説の書店を舞台にした感動のノンフィクション&ノベル。

【著者紹介】
川上徹也 : コピーライター。湘南ストーリーブランディング研究所代表。広告代理店勤務を経て独立。2008年からは作家としても活動。海外にも6か国20冊以上が翻訳されている。書店好きとして知られ、全国の書店を取材して執筆した『本屋さんで本当にあった心温まる物語』(あさ出版/冒頭の『一冊のジャンプ』のエピソードは中学三年生の道徳の教科書に採用)などの著作もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 昼寝ねこ

    大手取次会社に入社して大阪支社に配属された東京生まれの新入社員が尼崎の小さな書店(小林書店)の書店主である小林由美子さんとそのご主人の生き方に感化されて仕事人としても人間としても大きく成長していく。PHP文庫だしジャンルはビジネスのカテゴリに入ると思うがそれだけで読むのではもったいない。この本はビジネス本であると同時にエンタメ本であり人情本であり人生の本でもある。登場する新入社員と会社関係者はフィクションだが小林書店の関係者は実在する。町の本屋さんにはまだまだ可能性がある。そう信じさせてくれる作品だ。

  • エピファネイア

    大手出版取次に入社した新入社員の成長を描いたノンフィクションノベル。そこで語られるエピソードは実在した尼崎市の「小林書店」の女性経営者(由美子さん)が実体験に基づいて語っておられる。このエピソードがどれも素晴らしくて感動する。由美子さんを支えた夫の昌弘さんも素晴らしい。ご夫婦が多くの人から愛されるのにはそれだけの理由があり、またそれだけの努力をされていたことがよくわかる。昨年5月に惜しまれつつ店を閉められたようだが今も「コバショ」として地域の人が集まる場を提供されているとのこと。頭が下がる。お勧めの1冊。

  • となりのトウシロウ

    出版取次会社に入社した新人・大森理香。最初に配属されたのが大阪支社営業部。初めての縁もゆかりもない土地で何となく就職した会社で仕事に悩んでいた理香を上司が連れて行ったのが尼崎の小林書店だった。店主・小林由美子さんとの出会いが理香の仕事への向き合い方を変える。実在の書店と店主ご夫婦をモデルにしたお話。作中、由美子さんが語るエピソードはノンフィクションだそう。旦那さんの昌宏さんの言葉は感動もの。仕事への向き合い方が変わった理香が頑張る姿も良い。素敵な本に出会えたことに感謝。

  • Karl Heintz Schneider

    「できるだけ人に会わなくていい仕事がいいかな。」秘かにそんなことを願っていた新入社員の大森理香が配属されたのは大阪支店営業部。上司から連れて行かれた町の小さな書店との出会いが理香の仕事への考え方を変えてゆく。何だろう、読んでいてワクワクが止まらなかった。店主の小林由美子さんがとても魅力的でパワフル。田舎の小さな町の書店でありながら、とんでもない数の本を売ったり、作家を呼んで講演会を開いたり。やがてその「熱」は理香にも伝染し彼女もまた数々のイベントを成功させる。その過程を読んでいて鳥肌が立った。

  • のんちゃん

    あとがき、解説迄も涙で読了🥲尼崎の町の小さな書店小林書店。70年の歴史に昨年幕を降ろした。その書店の小林由美子さんの逸話のノンフィクションに小説として新人出版取次営業の理香の話が合体されたのが本書。読書は私にとって何かを心に積み重ねていく大切な手段だ。本書からは仕事の真髄のみならず人生の在り方、過ごし方、そしてそのやり過ごし方迄も学べた。解説社納氏は「人生は成功か失敗かの二元論ではないこと」を小林書店から学んだと記されている。人生を冷めた双眸で見つめている人全てに本書を読んでもらいたいと息子の机に置く。

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