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不適切な関わりを予防する 教室「安全基地」化計画

川上康則

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784491050850
ISBN 10 : 4491050856
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

子どもの安心と信頼を探して―。やりすぎ教育、“叱る依存”、心理的危機対応から考える教室マルトリートメント(不適切な指導)の処方箋。累計750名の教育関係者を動員したオンラインセミナー、待望の書籍化。

目次 : 序章 教室マルトリートメントを考えるポイント(マルトリートメントの概念の整理/ ネガティブなヒドゥンカリキュラムが子どもの「育つ権利」を奪っている ほか)/ 第1章 「やりすぎ教育」と教室マルトリートメント(対談 武田信子×川上康則)/ 第2章 学校現場の“叱る依存”と教室マルトリートメント(対談 村中直人×川上康則)/ 第3章 子どもの「心理的危機状態」とは何か―教室マルトリートメントの視点から考える(対談 荻上チキ×川上康則)/ 第4章 教室マルトリートメントの処方箋―対談を終えて(対談を終えて/ 「指導者の窮屈さ」論を乗り越える ほか)

【著者紹介】
川上康則 : 東京都杉並区立済美養護学校主任教諭。公認心理師、臨床発達心理士、特別支援教育士スーパーバイザー。NHK Eテレ『ストレッチマンV』『ストレッチマン・ゴールド』番組委員。立教大学卒業、筑波大学大学院修了。肢体不自由、知的障害、自閉症、ADHDやLDなどの障害のある子に対する教育実践を積むとともに、地域の学校現場や保護者などからの「ちょっと気になる子」への相談支援にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ムーミン

    読んでよかった本です。担任時代を振り返って反省。

  • せっかちーぬ

    『教室マルトリートメント』『これくらいできないと…』からのこちら。基本的に自分に自信がなく、何か言われた時に言い返す力もない。何がいい先生なの?声が大きくて、統率できる人が、いい先生なの?と常にモヤモヤしている傾向にあります。いい先生になろうと思っていたけど、今回「悪い先生をやめる」が刺さりました。これなら及第点取れてます。余裕があるふりをしてしまっているけど、なるべく公平に子ども達を見てから、公正に対応しているつもりです。怒鳴らず、怒鳴ったことを、武勇伝にしない指導をしたいです。これからも。

  • U-Tchallenge

    著者の『教室マルトリートメント』を読んでいたので、本作もすぐに手に取った。前作ではややもすると教師の力量不足や至らなさが全面に感じられるものであった。もちろん、著者はそれは個人の課題だけではないことを丁寧に述べられていた。本作は前作で警鐘を鳴らされた「教室マルトリートメント」について、マクロな視点から意味づけを行ってくれているように思った。個人の課題だけではないことは本作を読むとよくわかる。そして、ここから著者が提唱する「教室安全基地化」に向けて歩みを進めることができるように思った。

  • 家主

    4B(2章)村中直人先生は、叱ることに依存することについての本を書いた人。依存は報酬によって起こる。思い通りに子どもが動いたぞ!という思いを報酬にする人は、叱る依存に陥りやすい。子どもの成長を報酬にできる人にならないと。叱るも褒めるも後捌き。前捌きができないと。それには予測力が必要。見聞色の覇気。この状況ではこういうことが起きて、この子が叱られる未来...という未来が見えるようになれば、前捌きで叱る行為に頼らなくても問題を回避できる。見聞色の覇気を鍛える研修も面白そうだ。時間割を見て未来予測をするとか。

  • 家主

    2B (序章)教師の子どもに対する不適切な関わり=教室マルトリートメント。それが続くと、友達のダメなところを教師に報告するような、監視社会化した学級になったり、不登校や登校しぶりにつながったりする。教師の顔色をうかがわないと行動できない子にしてしまう。圧や連帯責任で言うことを聞かせる指導は不適切。毒語で子どもの心に傷を残すのも不適切。毒語についての例示が序章は豊富。質問形式の問い詰めや、見捨てたり脅したりする言い方が毒語。マルトリートメントの対極は良質なコミュニケーション。それが安全基地。

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