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鳥肉以上, 鳥学未満.Human Chicken Interface

川上和人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000063173
ISBN 10 : 4000063170
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ボリュームたっぷり胸肉、スジが噛み切れないササミ…。日々の食卓でおなじみの鳥肉には、鳥ならではの機能性と進化の歴史がいっぱい詰まっている。ボンジリってお尻じゃないの?鳥の首はろくろ首?昭和の野球部はスズメ跳び!?トリビア満載、ネタも満載。オーブンのチキンが焼けるまで、とっておきのサイエンスを召し上がれ。

目次 : プロローグ ニワトリが先か、卵が先か/ 1 ツバサをください(胸肉は、フライの後で/ 縁の下だからって、力持ちとは限らない ほか)/ 2 アシは口ほどに物を言う(もももすもももふとももとは関係ない/ おいしいスネのかじり方 ほか)/ 3 一寸の鳥でも五分はホルモン(捨てるトリあれば、拾うガラあり/ 時には肝を食らう魔物のように ほか)/ 4 そしてトリもいなくなった(ボンジリ隠して尻隠さず/ サブイボと呼ばないで ほか)/ エピローグ 卵が先か、ニワトリが先か

【著者紹介】
川上和人 : 森林総合研究所・主任研究員。小笠原諸島の鳥類の進化と保全に関する研究が専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • trazom

    動物学の素人である私たちに、鳥肉という身近な素材を使って、鳥の形態、生態、進化を教えてくれる素晴らしい一冊。ユーモアに富んだ巧妙な語り口は、川上先生の真骨頂。なぜ胸肉は柔らかくモモ肉は弾力があるか、胸肉とささみの違いは、なぜ鳥皮に脂肪分が集まるか、なぜ首肉が発達したかなどを考えながら、恐竜が空を飛ぼうと志して鳥に進化した歴史が見事に理解できる。哺乳類との比較を読みながら、ニワトリって凄いなあと尊敬の気持ちも湧いてくる。本当に楽しくいい本だ。でも、余りにも知りすぎちゃって、鳥肉を口にするのが辛くなるかも…。

  • 五右衛門

    読了。読みなれた作家さんです。けれどもいつもの間でくすぐり入れられるとツボってうけちゃいます。実は関西人ですか?しかも学術的にも食文化にもデビルマンにもガンダムにも精通されており唸りながら読み終わりました。鶏肉に今夜も合唱。ありがたくいただきました。

  • アナーキー靴下

    家庭菜園の野菜や果物を見つめる眼差しに愛おしさと美味しそうという気持ちが混在しても普通に思えるのに、動物に対しては…? 本書は市販鶏肉の部位に沿って、鳥類の生態や能力を解説する内容で、生物を重ねる抵抗を軽妙なジョークで緩和しつつ、お馴染みのパーツを想像することで、より明解に理解できる良書。例えば水族館デートの後に寿司食べよう、なんて残酷! という人にはこの本は向かない。水族館で寿司とか直球過ぎて返事に困るわ、一笑い挟んでくれ、という人にはお薦め。ただし、笑いの好みは人それぞれ、という点にも留意されたし。

  • けんとまん1007

    相変わらずの川上節炸裂!鳥、特に鶏について語りつくすというか、食べつくすというか、これでもかという勢い。科学的な部分がベースにありながら、いつもの調子で外れ勝ちになるのがご愛敬。それでも、だてに鳥類学者ではなく、そうあんだあ〜という気づきがたくさん。鳥(だけではないが)は、今の姿は完成形ではないということ。これからも、変化していくんだろう。それにしても、人間って、何でも食べるんだなあ〜。

  • ゆいまある

    「鳥が好きだと思うなよ」の鳥類学者。鶏を食べつつ解剖学から鳥の生態について解説している。宮田珠己を彷彿とするどこまで本気でどこまでネタか分からない文体。ネタ部分がよく作り込まれており、エッセイとしてもかなり面白い。たまにセクハラが入るが愛嬌とする。私は元々肉が苦手だが、健康の為無理して鶏を食べる内に最早鶏は第二の米だし、元々筋肉や骨の名称には親しんでいるので非常に分かりやすかった。ムネとササミはくっついているが動きは逆なのか。知らなかった。鶏肉を食べる楽しみが増した。KU

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