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オマージュ 賛歌 To 中森明菜

島田雄三 / 濱口英樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784401652532
ISBN 10 : 4401652533
Format
Books
Release Date
January/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1982年5月1日に「スローモーション」でデビューした中森明菜が今年(2022年)、40周年の節目を迎えた。メディアで繰り返し特集が組まれる中で、先日新事務所の開設が報じられて大きな話題となり、今また新たなフェイズに入ろうとしている彼女の歌声を待ち望む声は多い。
本書は、1981年にオーディション番組『スター誕生!』(日本テレビ系)で彼女をスカウトし、ディレクター/プロデューサーとして足掛け5年(81〜85年)彼女を担当した島田雄三(元ワーナーミュージック・ジャパン)の証言*を中心に、制作に関わった作家やスタッフにも取材し構成した「初期・中森明菜」の制作記録である。ひとりの歌好きな少女が時代を象徴するスターへと駆け上がっていく過程を、音楽的なこととその関連事項に絞ってドキュメンタリー的に描いている。
*CD「ワーナーイヤーズ・全アルバム復刻シリーズ」(ワーナーミュージック)の解説を再構成し、加筆したもの。

【CONTENTS】
第1章
明菜ワークス徹底解説/島田雄三(構成:濱口英樹)
中森明菜との出会いから、シングル11作とアルバム8作のコンセプトや制作秘話を中心に、作家のキャスティング、中森明菜の反応・発言、制作現場のエピソード等を時系列的に解説。
〈シングル〉
1st「スローモーション」(82年5月)
2nd「少女A」(82年7月)
3rd「セカンド・ラブ」(82年11月)
4th「1/2の神話」(83年2月)
5th「トワイライト-夕暮れ便り-」(83年6月)
6th「禁区」(83年9月)
7th「北ウイング」(84年1月)
8th「サザン・ウインド」(84年4月)
9th「十戒(1984)」(84年7月)
10th「飾りじゃないのよ涙は」(84年11月)
11th「ミ・アモーレ」(85年3月)
〈アルバム〉
1st『プロローグ〈序幕〉』(82年7月)
2nd『バリエーション〈変奏曲〉』(82年10月)
ミニアルバム『Seventeen』(82年12月)
3rd『ファンタジー〈幻想曲〉』(83年3月)
4th『NEW AKINA エトランゼ』(83年8月)
ベスト『BEST AKINA メモワール』(83年12月)
5th『ANNIVERSARY』(84年5月)
6th『POSSIBILITY』(84年10月)

第2章
制作スタッフが語る中森明菜/島田雄三・濱口英樹(構成:濱口英樹)
プロジェクトに関わった作詞家、作曲家、編曲家、エンジニアへのインタビュー、コメントで構成。
〈取材対象(敬称略)〉
作詞家:売野雅勇、康珍化、伊達歩(伊集院静:コメント)
作曲家:来生たかお、芹澤廣明、林哲司、高中正義(コメント)
編曲家:萩田光雄、船山基紀、若草恵
エンジニア:菊地功

第3章
中森明菜を生んだ80年代の音楽シーン/濱口英樹
当時の音楽シーンの状況と、中森明菜の活躍を俯瞰的に分析・検証。

第4章
資料編
〇島田時代の作品(約90曲)の完全ディスコグラフィー
〇中森明菜の受賞歴

【著者紹介】
島田雄三 : 音楽プロデューサー。1948年、東京都出身。ワーナー・パイオニアに1期生として入社し、ディレクターとして中森明菜など多くの人気アーティストを担当。1983年と1985年には日本レコードセールス大賞のディレクター部門で1位を獲得する。1994年にワーナーを退社してからは、ポリドールで田村直美、ソニー・ミュージックエンタテインメントでACOをブレイクさせ、現在も音楽プロデューサーとして活動している

濱口英樹 : ライター、プランナー、歌謡曲愛好家、ラジオパーソナリティ。雑誌やWEB媒体に音楽や映画など、エンタメ関係の寄稿をするかたわら、CD/DVDの監修・選曲やライナーノーツ(楽曲解説)の執筆を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Comprehensive Evaluation

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぐうぐう

    デビュー40周年を機に出版された本書は、ディレクターとして初期の中森明菜を支えた島田雄三の証言に加え、当時のスタッフ達に島田がインタビューしており、いかに中森明菜が生まれ、人気歌手に育っていったかがそこでは語られている。研音とワーナーという、その頃ではアイドルを売り出すノウハウのなかったプロダクションとレコード会社であったからこそ、従来の枠にとらわれず、個性的なアイドルとして中森明菜が誕生することが可能だった。(つづく)

  • クレストン

    中森明菜のデビューから12thシングルあたりまで担当した元ワーナーのディレクターの方による回顧録。前半は2022年から再発されているアルバムのブックレットを再構成したもので、デビューからディレクションから外れたところまでの回顧録。後半はアルバム制作にかかわった作曲家・編曲家・作詞家・ミキサーなどの方々との対談となっている。何回も同じ話題がグルグルしているなと感じる部分も多い。が、とにかく既存のアイドルという型ではなくて、別の枠を作って勝負した..というよりせざるを得なかった事を知れた。

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