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親じまい 宝島社新書

島田裕巳

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784299051448
ISBN 10 : 4299051440
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan

Content Description

平均寿命が延び続け、認知症や高齢に伴う病気などで親の介護は誰もが悩み、もはや国民共通の頭痛の種。金銭や時間以上に精神的負担が重くのしかかっています。なぜ子供が親の面倒を看ないといけないのか? 生涯独身、DINKS、一人っ子を抱える世帯が増加する中、それでも「親の世話」は義務だと考える世間と自己の心理的葛藤に苦しんでいる人に贈る「楽になる親との付き合い方、生き方」。

【著者紹介】
島田裕巳 : 1953年、東京都生まれ。作家、宗教学者。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ユーユーテイン

    「親じまい」という言葉は非情に感じられるが、本書でなされるのは現実的で合理的な提案である。まず「供養」という言葉を死者に対する己の心持ちの整理する事だと捉え、これを親世代に対しては生前に行い、子世代に対しては従来の親という観念を持ち出さないことを主張する。そして親じまいの実践編として、四つの分野(精神、物理、経済、介護・医療)で距離を置くことを勧める。中でも、親の近くで暮らすのは無意識のうちに癒着の土壌を作り上げる、という指摘にはっとさせられた。親の人生も自分の人生も大切にして、後悔することを減らしたい。

  • Go Extreme

    孝の本当の意味 相互敬意と感謝 無条件の介護義務ではない 親としての役割の終焉 内面化された罪悪感 生前供養の概念 親を祖先として認識する 期待からの解放 物理的距離の価値 心理的距離の保持 親への期待との分離 親を愛しながら自分を守る 子は介護者ではない 介護の心理的負担 専門的サービスの活用 親子関係の質的向上 葬式の儀式的意味 社会的な別れの確認 99%のさようなら 1%のけじめ 人生の完全分離 最小限の関与 終焉の心理的処理 親孝行の定義変更 現実的判断の優先 儀式による区切り 相互尊重の関係構築

  • はやこま

    親の介護が必要になる終末期や死後直後の時期に焦点を当てた内容。基本的な論調としては、親も子に、子も親に依存せず互いに自立した存在として、前向きな意味合いで距離を取り、介護、葬儀、相続をドライに進めることを提唱している。旧態依然とした介護、葬儀を「しない権利」が子にはあるとあらためて思い直したが、それこそ旧態依然とした介護、葬儀をすでに行って来た妻に悪気無く本の内容を話したところ「自分が否定されている」と捉えたようで、不機嫌な態度を取られた。皆様も本の内容を周囲の人に紹介する際にはお気をつけください。

  • たつ

    親じまいとは、なんと冷たくてドライな言い方なんだ!って思いました。ただ、避けては通れないことを正面から向き合って考えるきっかけを与えてくれた。特に、延命治療はどうするか事前に確認しておくこと、お墓を守ることは必要ないということ、考えさせられました。ありがとうございます

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