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人生は冥途までの暇つぶし

島地勝彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065377192
ISBN 10 : 4065377196
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1980年代に、集英社の「週刊プレイボーイ」を100万部雑誌に育て上げ、その黄金時代を築いた伝説の名編集長、シマジこと島地勝彦氏が、有名無名の快人物・怪人物たちの名言をモチーフに描いた珠玉のエッセイ。痛快にして洒脱なシマジ節の真髄をご堪能あれ――。
編集者、集英社役員など経てからは、文筆業に転身。今や熱狂的ファン層を抱える著者シマジが、2012年から7年間続けた伊勢丹8階のセレクトショップ「サロン ド シマジ」店長から身を転じ、西麻布4丁目に小さなバー「Salon de Shimaji」をオープンしたのは、2020年の4月7日のこと。今やれっきとしたバーマンとなった。翌日から2カ月間の第1回緊急事態宣言が発令された。そこからのコロナ禍の日々。その翌年には傘寿を迎え、2024年には83歳となって、4度目の大病にも見舞われた。その波乱万丈の人生模様やユニークな見識は、時に捧腹絶倒、時にジーンと心にしみる。
塩野七生、瀬戸内寂聴、柴田錬三郎、開高健‥‥‥らとの出会いを描いた華麗なる人物交遊録。名著や名画、グルメやファッションへの蘊蓄。世相・社会の裏側を見通す慧眼。そして編集者としての数々の武勇伝を基に、男の嗜み全般を綴った本書は、その道を極めた「極道」たちの名言集でもある。
著者は言う。「バーではウイスキーを極めた人にも満足してもらえるようなレアモルトを用意している。だから、客もその道を極めた“極道”が来る。そんな愛すべき“極道たち”との会話の中から、人生の名言・至言が生まれ、こぼれ落ちてきたりする。人の生きざまの機微は、バーのカウンターで学ぶものも多いのではないか」と。
シガーとシングルモルトとゴルフを愛する著者自身も、もちろん “お洒落極道”としての顔を持つのは言うまでもないが、本書は、上記のようにしてこぼれ落ちてきた、「道を極めた者たち」からのメッセージの数々を紹介している。例えば――。
「人生は運と縁と依怙贔屓」
「健康そうに見える、金持ちに見える、モテそうに見えることが肝心」
「今日の異端は明日の正統」
「物には限度、風呂には温度、俺には節度」。
「人生でいちばん愉しいのは年老いてからの勉強である」
「人脈を広げるためには、直当たりに勝るものはない」
「離れ離れの家族の絆ほど尊いものはない」
「お互いが敬語で話していれば夫婦喧嘩はあり得ない」
「豪華絢爛な夢を見るときは元気一杯の証拠である」
「遊戯三昧に生きてみよ」
‥‥嗚呼、道を極めし者たちよ!
さあ、ウイスキーを傾けながら、秋の夜長に読みふけてみよう!


【著者紹介】
島地勝彦 : エッセイスト、バーマン。1941年4月7日、東京は世田谷区奥沢に生まれ、4歳のときに岩手県一関市に疎開。県立一関第一高等学校、青山学院大を経て集英社へ。「週刊プレイボーイ」「月刊PLAYBOY日本版」「Bart」などの編集長を歴任後、同社取締役から集英社インターナショナル社長に。退任後に2008年から執筆活動を始める。2020年には、オーセンティックバー「Salon de Shimaji」をオープンした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • メタボン

    ☆☆☆☆ 独特のダンディズムを貫くシマジ氏。80を過ぎてもそのバイタリティは衰えを知らない。墓地の掃苔をすると運気をチャージできるという考え方は素敵。今東光大僧正の墓前で叶えたいことを過去形で3回唱える。きっとその自己暗示が良い結果をもたらすんだろうな。ワンショット6万円のウイスキーの価値が分からない私は行くことはないだろうが、サロン・ド・シマジの空間には憧れる。メメント・モリ(死を思え)とカルペ・ディエム(今を生きろ)は人生の至言。柴田錬三郎、開高健、瀬戸内寂聴、塩野七生らとの交遊はうらやましい限り。

  • tetsubun1000mg

    シマジ氏の名前に記憶があって選ぶが、「お洒落極道」「お洒落極道・最終編」を2016年と2019年に読んでいた。 週刊PB誌を100万部に押し上げた編集長だったり文豪の柴田錬三郎氏、開高健氏、今東光氏などとの交流やファッションや文具などには値札を見ないで買うなど凄い生活らしい。 100万円のウイスキー? 9年前に「すごいなあ!」と思って驚きながら読んでいたのに、3冊目になると凄いというより価値観の違いと、果てしない物欲におなか一杯になってくる。 自分自身が年を取って物欲が無くなってきたのかな?

  • 門哉 彗遙

    つい書名に唆されて読んでしまった。巷では有名な方で集英社のプレイボーイの編集長をされた方だったとか。今は西麻布でオーナーバーマンで108歳で死ぬ瞬間までバーに立ちたいそうだ。この方なら本当にやってのけそうだ。世の中のうまいもんは食い尽くしているようで、浪費が趣味のようだ。化粧品だけで月6万円。全ての指にスカルプの指輪、そしてマニュキュアにペディキュア。若い頃から食事とセックスは外でしかしない。

  • Naohiro Kobayashi

    島地勝彦。彼の人生はとても楽しそう。チョイ悪ジジイな雰囲気。葉巻を嗜むのはともかく、自分も80歳代を迎えた時、彼のようにありたいものだ。帝国データバンク発行の読み物に「美味しいウイスキーは人生を豊かにする」と彼が書き記したものを見て、自分もウイスキーを嗜み愛するようになっていった。そんな影響を彼からは受けている。本書は図書館で借りたのだが、わが町の図書館には在庫なし。そこで北海道内の図書館横断在庫検索なるシステムで検索した所、隣の町に在庫がある事が判明。こんな便利なシステム、皆さんご存じだったろうか?

  • 中桐 伴行

    久しぶりに購入した島地勝彦さんの本。島地さんの本は4,5冊持っているが、今回はサロン・ド・シマジで直当たりして購入。新しいバーになってから行けていなかったので、お会いできて本当に良かった。「甘い生活」に続き、ご本人から購入し一言書いていただく栄誉をいただけた。本の中での島地節は相変わらず御闊達なのだが、医師としての経験から体はだいぶ参っておられるに違いないと思っていて、お元気なうちにバーに行ってみたかったのだ。今回、本の感想は無し。まずまずお元気そうで、新しい本でも御闊達であられたことで良しだ。

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