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地獄のドバイ 高級リゾ-ト地で見た悪夢

峯山政宏

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784883926398
ISBN 10 : 4883926397
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2008
Japan

Content Description

無実の罪で砂漠の拘置所にぶち込まれる。ホモセクシャルに支配された国。鼻持ちならないオイルマネー成金たち。あまりに劣悪で低賃金の労働環境。高級リゾートなんてとんでもない。俺にとってドバイは地獄だった。

目次 : 前編 非常識国家ドバイ(希望の国ドバイ/ 目指すはドバイの寿司職人/ 果たし合いのような就職活動/ 誰がこいつをつまみ出せ! ほか)/ 後編 地獄のアブダビ中央拘置所(会社が突然閉鎖した!/ 怠慢なお役所/ 地獄へ通ずる道/ アブダビ中央拘置所へようこそ ほか)

【著者紹介】
峯山政宏 : 1979年、滋賀県生まれ。北海道大学理学部を卒業後、シンガポールと北マリアナ連邦の現地法人で勤務する。その後、寿司職人の資格を取ってアラブ首長国連邦で一攫千金を狙う。寿司職人になることはできず、現地の肥料会社に入社するが、突然会社が閉鎖され、日本人初のアブダビ中央拘置所送りとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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著者の飛び込みルポ。富裕層に注目されがち...

投稿日:2021/03/01 (月)

著者の飛び込みルポ。富裕層に注目されがちな(というかほぼそのイメージでしか描写されない)ドバイであるが、高層ビルや高級リゾート施設の建設は周辺国からの貧困な出稼ぎ労働者に依存している。国内の若年者は勤労意欲が減退しており人手不足であるからだ。そこに現れているのはグローバルな格差問題のいち局面である。しかし資本主義の論理(観光産業の奨励、富裕層への広告宣伝)にもとづけば、そうした社会問題はすべて黙殺されてしまう。

ポアンカレ さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • sk4

    2024年のオリンピックにドバイが候補地に名乗りを上げるらしいと聞いて、家に埋もれてた本を発掘して再読。 日本って極めて恵まれた環境の国であることを認識するとともに、リオデジャネイロ五輪とか韓国冬季五輪とか不穏な噂が駆け巡ってるのを聞いて、実はそのぐらいが世界の標準的なクオリティなんだろうと思う。 それにしても、外国で犯罪者に落とされるのって刑務所がキツい。そこも日本のクオリティは高いんだろうな〜。入ったことないけど。

  • バトルランナ−

    明日からドバイに行くのですがとんでもない角度からドバイ予習をしてしまいました!著者には申し訳ないけど結構笑ってしまいました。森山直太朗のさくらとか?。著者のその後を追いかけてみます。日本滞在中の中国人もドバイ滞在中のパキスタン人と同じ感じな気がするのは私だけでしょうか。4点。

  • 魚京童!

    奴隷がいるから金持ちがいるもんね。

  • すぎえ

    表紙のインパクトにより読むのを敬遠していましたが、著者がドバイにて味わった理不尽の極致には本当に笑った・・・いや同情する。まぁ、発展の裏で地獄のようになっているような所って程度の違いはあれどどこにでも存在しているものだと思う。システムや資源、マネーを使う側と一資源として使われる側では雲泥の違いがあるんだなぁっと思った。結局のところ会社もそうだし。とりあえず、著者が無事に帰ってこれて良かった良かった。

  • sonomi

    一度読んだだけで一気にドバイに行きたくなくなる本!いや行く予定もお金もないんだけれどもね。それにしても誰もが憧れるリゾート地なはずのドバイが、実は外国人労働者をほとんど奴隷扱い、挙げ句無罪なのに拘置所送り。まさに「裏」ドバイを見た気がした。ドバイに限らず、「表」が評判良ければ良いほど「裏」はどうなってんだ?と疑う視点は常に忘れたくないなぁと改めて思う。表と裏を知ることが本当にその国を理解することだと思うから。

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