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老いる勇気 これからの人生をどう生きるか Php文庫

岸見一郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569900124
ISBN 10 : 4569900127
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
March/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「生きる」とは、すなわち「歳をとる」こと。歳をとる、老いるというと、若いころを絶頂として、そこから坂道を転がるように衰え、様々なものを失っていく―、そんなイメージがつきまとう。しかし、歳を重ね、経験を積んでこそ、物事を深く理解し味わえるもの。本書では、アドラー心理学やギリシア哲学を学んできた著者が、「今、ここ」を精一杯生き、老いを愉しむ最上の幸福論を説く。

目次 : 第1章 人生、下り坂が最高!/ 第2章 「でも…」の壁を越える/ 第3章 「生きている」だけで人の役に立てる/ 第4章 「今、ここ」を大切に生きる/ 第5章 執着があってもいいではないか/ 第6章 「大人」でなければ介護はできない/ 第7章 「できない」という勇気を持つ/ 第8章 「私たち」を主語に考える/ 第9章 「老いの幸福」を次代に伝える

【著者紹介】
岸見一郎 : 1956年京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋古代哲学史専攻)。京都教育大学教育学部、奈良女子大学文学部(哲学・古代ギリシア語)、近大姫路大学看護学部・教育学部(生命倫理)、京都聖カタリナ高等学校看護専攻科(心理学)非常勤講師を歴任。専門の哲学に並行してアドラー心理学を研究、精力的に執筆・講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nakanaka

    成程と思える言葉が沢山ありました。個人的には老いるということをネガティブに思っていませんが、より前向きになれました。特に響いたのは夫婦についてと子育てについてです。ちょうど夫婦喧嘩の真っ最中だったので刺さりました。親にしても妻にしても子供にしても当たり前の存在になっていますが、自分自身の態度を省みないといけないと感じました。読んで良かったです。アドラー心理学というものにも興味が湧いてきました。

  • パフちゃん@かのん変更

    歳を重ねてこそ、物事を深く味わえる。「できない」自分を受け入れることが「できる」ようになる一歩。「今、ここ」を大切に生きる。大人になる三つの要件@自分の価値を自分で決められる。A自分が決めなければならないことを自分で決められる。B自己中心性からの脱却。家族の幸福を思うなら、まず、自分が幸福であること。毎日を機嫌よく生きる。嫌われることを恐れない。などなど・・・

  • やどかり

    心が穏やかになるし、学ぶところの多い読書だった。私ではなく「私たち」を主語に考える。「今、ここ」を大切に生きる。先々のことを案じるのは、「今、ここ」をなおざりにしているから。「生きている」だけで人の役に立てる。人は幸福に「なる」のではなく、幸福で「ある」のです。それに気づくことが大事。真の幸福は「おのずから外に現れて他の人を幸福にする」。幸福とはどのような形で外に現れるのか、@「機嫌がよいこと」、A「丁寧である」「親切であること」に現れる。

  • nori

    『嫌われる勇気』で知られる、岸見さんの著書。 アドラーの心理学やプラトンの哲学に、三木清さんの人生観をプラスしたような本です。扱っている題材としては、『親の老い』や『自分の老い』について。 いわゆる『勇気の2部作』とは異なる文体で綴られています。介護や老化など、避けられないテーマに対して、サクッと読める文章は、流石としか言えません。 親にも読んでほしい、そんな一冊でした。

  • Akira Suzuki

    50代になってから、老いることにとてもネガティブな考えと感情を持ち続けている。まったく無くなったということではないが、この本を読んでかなり気分が楽になった様に思う。その意味ではカウンセリングに等しい読書であった。自身の老いだけでなく、親の介護についての内容もあり、正に至言と言えるアドバイスであった。これから親の介護を迎える人にはとても有意義な本になるだろう。まだ若かった頃の、いろいろなことが自分でできていた親を理想として、老いた親によかれと思って強いることの問題や罪深さをひどく思い知らされるはずだ。

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