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悪文 伝わる文章の作法 角川ソフィア文庫

岩淵悦太郎

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044000813
ISBN 10 : 4044000816
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

不用意な語順、たった一文字の助詞のちがい、身勝手な句読点の打ち方によって、日本語は読み手に届かないばかりか、誤解や行き違いをひきおこしてしまう。すらりと頭に入らない悪文の、わかりにくさの要因はどこにあるのか?随筆、ニュース、論説、広告、翻訳文など、伝わらない文章の具体例をあげて徹底解剖。悪文の撃退法を50の鉄則で示し、添削法を明かす。伝わる作文の作法が身につく超ロングセラー、異色の文章読本!

目次 : 悪文のいろいろ/ 構想と段落/ 文の切りつなぎ/ 文の途中での切り方/ 文の筋を通す/ 修飾の仕方/ 言葉を選ぶ/ 敬語の使い方/ 悪文をさけるための五十か条

【著者紹介】
岩淵悦太郎 : 1905年、福島県生まれ。国語学者。30年、東京帝国大学文学部卒業。同大学助手を経て、大阪高等学校、第一高等学校、東京女子高等師範学校で教授を歴任したのち、国立国語研究所所長。国語学会代表理事、国語審議会委員として、当用漢字表の改革に貢献した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • あらたん

    「悪文の構造」に続いての日本語文章についての本。言っていることは「悪文の構造」と同じだったと思う。でも、あちらと違って「正しい」日本語を必ずしも見せてくれないのでモヤモヤが残る。その意味で私は「悪文の構造」の方を勧めたいし、本屋の売り方を見ても同じ思いをしている人が多いのではないか?

  • 竹園和明

    8人の国語学者らによる悪文の解説本。60年以上前に世に出た本とは知らずに購入してしまった!。読んでも読んでも何が言いたいのかサッパリ解らない文章は社内メールでも時々見かける。そういうアホメールは一切読まない事にしてるけど、それらを送ってくる輩に読ませてやりたい良書です。悪文を例に挙げてどこが悪いのかを解説するって内容。当たり前の事が書いてあるだけなんだけどね。でも今どきの若者文章は更に“進化”していて、単語や言い回しを新解釈とも言える使い方してますよね。それら“新悪文”の解説本があったらまた買います。

  • Book & Travel

    基本的な文章力をもう少しつけたいと思い、手にした一冊。50年以上前に書かれ、今でも読み継がれる文章本のロングセラーである。新聞や広告などから様々なパターンの悪文を取り上げ解説。古さを感じる所もあるが、読みやすく分かりやすい。長過ぎる文章は適切に区切る、主語と述語の照応、「〜し」「〜て」といった中止法など、自分の反省すべき点に気付かされる点も多く、参考になった。古過ぎると思えるような文も、それはそれで興味深いものがあった。

  • みつ

    読み友さんに教えていただいた本。もともと1979年の『第三版 悪文』に基づく。もっとも、取り上げられる文章は、初版(1960年)当時のものが主であるらしい。本書に言う「悪文」は、「名文」の反対とも異なる。普通の文章に求められる「達意」の要件を満たさないもの、一読してわからないような文章とのこと。何となく読んでいては「わかったつもり」で見過ごしてしまいそうな点を具体的に指摘している。巻末に「悪文をさけるための五十か条」が該当頁と合わせて掲げられているので、未だに悪文から脱却できない自分も折に触れ意識したい。

  • yo

    【わかりやすい文章への50か条】内容はさほど新しくないが、巷に出回る「わかりにくい文章」を添削し、もっとわかりやすくするにはどうすれば良いかを述べる。美文・名文を目指すというより、いかに分かりやすい、簡潔かつ明確な文章を心がけるためのもの。要点をはっきりさせるとか、不正確な語は使わないとか。全部当たり前なんだけど、実際に書いてみると意外に抜け落ちてしまう視点だったり、なかなか自分では判断がつかなかったりする。その点について例示を踏まえて批評を加えているのでわかりやすい。ただ、良しあしの基準はわりと感覚的。

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