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研究者, 生活を語る 「両立」の舞台裏

岩波書店編集部

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000616614
ISBN 10 : 4000616617
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan

Content Description

「仙人」のような研究者像は過去のもの。多岐にわたる業務、そして家事・育児や介護にと、リアルの研究者はずっと多様で忙しい。家族のケアを担う研究者たちは、どんな思いとともに、日常をどう回しているのか。現役世代と先達による経験談27編を収録。働きながらケアをする――未だ暗中模索の道を進む、すべての世代へ贈るエール。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Nobu A

    図書館の新刊本コーナー鎮座本に目が留まり借りてきた。24年冬刊行。27名の研究者(殆どが大学所属)が仕事と家事、育児、介護の両立の苦悩や工夫を綴っている。研究者だけあって極力客観的に詳述している点が読者に偏らず伝わる。数名が述べているが、鞅掌時期に家族を含む周りの人達からどれだけ理解を得られるか、また援助があるかに懸かっている。企業にしても大学にしても支援制度が海外に比べると日本はまだ整っていないのがもどかしい。加えて意識を変えるのに時間が掛かる。数頁読んだところで逡巡したが購入決意。読了日に書籍到着。

  • zoe

    育児をしながら、研究生活をする。決して簡単ではない。夫婦で研究者だと、別居は有りがち。期間が決められた雇用だと利用可能な制度も限られる。周囲の理解も有れば助かる。外注することに後ろめたさを感じるは必要はないだろう。日本と比較して、海外の方が理解があるかもしれない。親だって何時迄も元気なわけではない。子育てと論文数を天秤にかける必要はない。良い事だって沢山ある。

  • ヨンデル

    ★研究者生活を語る「両立」の舞台裏/石井直方/ちくま書房。学問研究者の生活実態を書いた本。この本に書かれているほとんどの人がが同業者で家庭持ちの生活体験記録だ。研究者で共働きの生活、出産育児、転勤、介護などの様子が書かれている。転勤生活での共働きは他の業種でも同じように大変だろうけれど、研究者となるとまた、違った難しさがあるようだ。研究者というのは自分の目指す目的がはっきり決まっている人たちで、その上生活の安定がなかなか図られないという状態だ。

  • てくてく

    私の世代だと、女性研究者はそもそも2流、子どもを産んだら3流といった風評みたいなものがあって、子を持ちたいなら非常勤講師になれれば御の字みたいな空気もあったけれど、この本では私より一回り下の世代の人が中心で、さすがに最近はそのあたりは変わってきたのだなという印象。男性育休について語っている田中智彦氏の親の生き方で子どもを振り回したくないというような感覚は私に近い。そして、子育てはさすがに職場の理解が得やすくなったとはいえ、介護関係はまだまだ大変なのだなと思った。

  • お抹茶

    研究者の育児や介護のリアルな様子を記す。キラキラではない現実を敢えて記すが,子供のかわいさも伝わる。夫婦の役割分担,ベビーシッターや家事代行サービスの利用も当たり前。就活と妊娠・出産が重なっても応募をしないと女性研究者は生活もキャリアの継続の保証もない状態になる。突然介護が必要になることもあり,研究に十分に力を注ぐことができない期間があるということを念頭に置いた研究室運営や研究環境の整備が大事。成果主義の研究者の世界では育児も能力で語る傾向があるが,親やパートナーや健康の要素も多く,ケアは力や時間を奪う。

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