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生活保護と貧困対策 その可能性と未来を拓く 有斐閣ストゥディア

岩永理恵

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784641150614
ISBN 10 : 4641150613
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

貧困や生活保護をめぐるさまざまな「誤解」や「わかりにくさ」を解きほぐし、よりよい制度・よりよい社会の構築へと議論をつなげる入門テキスト。難解な制度の現状を知るだけでなく、根本から貧困問題について考えるためのさまざまな題材や、他制度や他国の仕組みと比較しながら考える視点を提示します。

目次 : 「食うに困る」が貧困か?―貧困と生活保護、最低生活保障の内実/ 働いている人は生活保護を利用できない?―無差別平等と自立の助長/ 生活保護を利用すると、自動車・家はもてないのか?―補足性の原理(1)収入認定・資産保有権/ 家族や親族がいると生活保護は利用できない?―補足性の原理(2)扶養義務編/ ケースワーカーとはどんな人?福祉事務所はどんな職場?―生活保護の実施体制/ 生活保護の増大で財政は破綻する?―生活保護の財政をめぐる議論/ 生活保護はどのように展開してきたか?―恩恵から権利へ/ 生活保護で対応しきれない貧困?―貧困対策の目的と手段/ 現金給付か、現物給付か?―最低生活保障に必要な給付の方法/ 貧困対策に必要な教育費の支援とは?/ 貧困対策に必要な住宅と居住の支援とは?/ 貧困対策に必要な医療と介護の支援とは?/ 生活保護の権利は私たちと無関係なのか?/ 生活困窮者自立支援制度は貧困対策をどう変えるか?

【著者紹介】
岩永理恵 : 日本女子大学人間社会学部准教授

卯月由佳 : 国立教育政策研究所国際研究・協力部総括研究官

木下武徳 : 立教大学コミュニティ福祉学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 富士さん

    必要十分を満たし、今後の課題を示唆するよい教科書でした。生活保護こそが真のセーフティーネットだと改めておさらいすることができました。カネを積めば積むほど多くもらえるのが原則の保険形式が主流である日本の社会保障の中で、本当に何も持たない人、すべてを失った人を救うのはこの制度しかないのが現状だと思います。特に、制度の漏れを補っている点は広く知られるべきです。福祉などは所詮社会契約、合意の発露でしかないので正解はないですが、自分はこぼれ落ちることはないと無邪気に思えるおめでたい人間には軽蔑を感じるのです。

  • contradiction29

    2021/1/27に、菅首相(当時)が「最終的には生活保護がある」と発言したのをきっかけに読んだ。現状の生活保護制度は、一見単純な原則に基づき運用されているように見えても、実際には多くの例外や考慮事項があり、全体としては複雑で込み入った制度になっているように思える。本書では、生活保護制度や、それと緊密に関わる生活困窮者自立支援制度について、丁寧に、かつ正確に説明した書籍となっており、それぞれのトピックに関する参考文献の紹介も充実している。手っ取り早く、しかし正確に生活保護制度の全体像を掴むには最適だろう。

  • adustim

    ★☆☆★

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