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周縁の文学 ベルギ-のフランス語文学にみるナショナリズムの変遷

岩本和子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784879842497
ISBN 10 : 4879842494
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2007
Japan

Content Description

フランスとドイツの間に位置する小国ベルギー。文化的中心地・フランスへの憧れ/反発を常にかかえるこの国は、他国家と共有する3つの公用語(フランス語、オランダ語、ドイツ語)をもつこともあいまって、陰翳に富んだ独特なナショナリズム、及びそれと切り離せない文学とを生み出してきた―ベルギーにおけるフランス語文学の系譜をたどりつつ、文学と国家/言語と国家/文学と言語の関わりを剔抉する、意欲的論考。

目次 : 序章 国家と文学―ベルギーの場合/ 第1章 ベルギーにおけるロマン主義運動―想像の“国民文化”形成/ 第2章 シャルル・ド・コステルとベルギー国民神話の誕生/ 第3章 「ベルギー文芸ルネサンス」と文芸雑誌の役割―世紀末三大雑誌と象徴主義/ 第4章 「ベルギー象徴派」の民族性と国際性/ 第5章 世紀末ベルギーの植民地主義と文学テクスト/ 終章 ベルギー・ナショナリズムと「ベルギー文学」の可能性を問う

【著者紹介】
岩本和子 : 1959年生まれ。1988年神戸大学大学院文化学研究科博士課程単位修得(文学修士)。神戸大学国際文化学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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