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現代アジアの民主と独裁 民主主義国で二世指導者が生まれるのはなぜか 中公選書

岩崎育夫

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121101563
ISBN 10 : 4121101561
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

フィリピンやパキスタンのように、民主主義国であっても指導者一族が権力を握るのはなぜか。
タイやミャンマーのように、軍政と民主政が繰り返されるのはなぜか――。
アジア諸国の近代は、中国とタイ、日本を除いて、欧米および日本による植民地化、第二次世界大戦後の独立という共通した政治過程を持っている。
本書は、アジア24ヵ国のうち15ヵ国を横並びで比較し、国家形成と指導者の二点に着目して、その共通性と固有性を探る。

【著者紹介】
岩崎育夫 : アジア研究者。1949年長野県生まれ。立教大学文学部卒業。アジア経済研究所地域研究第一部主任調査研究員、拓殖大学国際学部教授などを歴任。専門は東アジア・東南アジアの政治発展論。著書に『華人資本の政治経済学』(東洋経済新報社、1997年。アジア太平洋賞特別賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • お抹茶

    中央アジアと西アジアを除く15か国の国家指導者の略歴と特徴を解説する。韓国は政党の離合集散が頻繁で,政党は大統領に当選するためのラベルに過ぎない。インドネシアは韓国や台湾のように独裁から民主制へ転換できた代表国で,経済開発に伴う社会の多様化もあって,指導者一族現象は顕著ではない。タイもパキスタンも軍の政治関与が顕著で,タイで市民社会と企業家が政治アクターになった一方,社会構造の変化が乏しいと軍や特定一族の政党が軸となる政治が続く。「個人政党」は,政治家のファミリー・ビジネス化とブランド化により選挙で勝つ。

  • Go Extreme

    二世指導者の登場 開発独裁とセマウル 主体思想と個人崇拝 改革開放と一帯一路 上からの民主化 ピープル・パワー革命 スハルト型開発 指導される民主主義 非自由主義的選挙 院政の実権掌握 マレーシア建国の父 ブミプトラ政策 ワン・マレーシア ドイモイ政策 経営者国家 両方面作戦 国名改称と民族意識 非暴力の民主運動 緑の革命 軍政から民主政へ シンハラ・オンリー政策 一党優位体制 退任後も続く腐敗追及 アメリカとの断交と経済開発 貧民救済を訴えた映画俳優

  • ふじお

    アジア主要国の現代史を個別に振り返りながら、共通点を探していく良書。中国や韓国に比べて東南アジアは書物が少ないなかで、歴史を簡潔に概観できる。

  • takao

    ふむ

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