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和泉式部日記注釈「三条西家本」

岩佐美代子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784305706904
ISBN 10 : 4305706903
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

古今を通じての恋の代表選手が、最もいとおしい思い出を描く。あらざらんこの世のほかの思ひ出でに今一度の逢ふこともがな(百人一首)。たったこれだけの事を、こんな情愛をこめて、やさしく美しく表現した和泉式部。新しい解釈で蘇る。

目次 : 聞かばや同じ声やしたると/ はじめて物を思ふ朝は/ 折過ぎてさてもこそ止め/ おのがたゞ身を知る雨/ 出でさせ給ふはいづちぞ/ 殺してもなほ飽かぬかな/ 恨み絶えせぬ仲となりなば/ 人は草葉の露なれや/ 舟流したる海人とこそなれ/ 七夕に忌まるばかりの〔ほか〕

【著者紹介】
岩佐美代子 : 大正15年3月東京生まれ。昭和20年3月女子学習院高等科卒業。鶴見大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヒロミ

    文庫版の和泉式部日記が欲しかったのですが、行きつけの書店にはこれしかなくて購入しました。瑞々しい現代語訳で素敵でした。情熱的で恋に生きる魔性の女流歌人、和泉式部。自分とは間逆の生き方なせいかフィクションとして楽しみました。しかし兄弟と付き合うってすごいですね…。他の現代語訳本とも読み比べしてみたいです。

  • ひろゆき

    感動しました。恋人が亡くなったばかりなのに、そこから始まる新たな恋。現代小説なら随分と言い訳めいた前置きが長くなりそうなのに、なんの違和感もなく自然に展開する冒頭から引き込まれた。視点が動くので、日記というより、自由自在の物語。古典を読む楽しみの一つが、現代の感覚との共通点を見つけることにあるなら、まさにこの作品かと。映画的な技法の書き方で表される感覚。舞踊のような歌のやりとりで一見繰り返しのようだが、飽きさせず、結末の凱歌へと進行する。彼女のプライド!注釈も理解しやすく、ためになりました

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