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書痴半代記

岩佐東一郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784863100466
ISBN 10 : 4863100469
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2009
Japan

Content Description

中学生で堀口大學の高弟となり、日夏耿之介門下の一員となった早熟の詩人は、当時から古本屋に入り浸るビブリオマニアでもあった。「日本古書通信」の連載をまとめた本書は、書物に魅入られた著者の自伝であり、書物随筆であり、古書を介した交遊録でもある。登場するのは、竹久夢二、斎藤昌三、春山行夫、正岡容、平井功、徳川夢声、小島政二郎、岡崎清一郎、城左門と多士済々。

目次 : 1 書痴半代記(日本橋の博文館/ 立川文庫と少年雑誌/ 回覧雑誌とガリ版誌 ほか)/ 2 書痴交遊録(徳川夢声/ 岡崎清一郎/ 東秀二)/ 3 書痴漫筆(書痴六十年/ 女菩薩とサンタマリヤ/ そばと古本 ほか)

【著者紹介】
岩佐東一郎 : 詩人、随筆家。1905年東京生まれ。暁星中学三年生の時に堀口大學に師事し、以来、詩作に励む。法政大学仏文科在学中より「開化草紙」「パンテオン」「オルフエオン」「ドノゴトンカ」「文藝汎論」「近代詩苑」等に作品を発表する。1974年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 私的古本レヴュウ

    再読。その昔、本が大好きな人のことを書痴と呼んだという。書狂、書鬼なんて言葉も出てくる。何度読んでも岩佐氏の文章はいかにもなマニアっぽくなく清々しくて気持ちいい。

  • 石橋

    またしてもウェッジ文庫にしてやられた。昭和初期の古本屋の風情とそこに集う書痴達の息づかいがこれでもかと香ってくる。マニアックなのにマニア本にありがちな「一見さんお断り」みたいな雰囲気がなくってとても読みやすかった。ビブリオマニアって言葉嫌いじゃないなぁ。

  • bestkkk

    日夏耿之介監修の雑誌「サバト」やサバト南か叢書の裏側の話が出てきたり、戦前の神保町古街の話が出てくるのが興味深い。それにしても恐るべきは著者の古本好きっぷりで、オビの「あはれ、書物てふものは、かほどに愛しむものかよ。傾聴あるのみ。(城左門)」はまさにその通り。時おり再読したい。

  • やいとや

    名著の条件の一つとして「時代の息吹を伝える」というのがあるなら、この本は間違いなく名著。明治、大正、昭和初期の書痴達のチャーミングな事と言ったら無い。そんな良い奴ばかりな訳は無いだろうから(偏見)、著者による若々しく書きぶりによるものなのだろう。読んでいて嬉しかったのは「戦時中の古本屋」。戦中戦後まもなくの古本屋と言わず小売商の態度が酷かった、という件でふいに登場したのが天牛書店。ドキリとしたが実に和やかで爽やかな風景を切り取っていて、「矢張り自分の愛した店は昔から素晴らしかった」と胸を張りたい気分になる

  • 私的古本レヴュウ

    実はこの本は今の古本好きな人も参考にできる貴重な書物なのです。大正、昭和戦前戦後の古本業界やその頃の本を知るのにうってつけの一冊。

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