Books

現代百物語 生霊

岩井志麻子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784043596089
ISBN 10 : 4043596081
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2011
Japan

Product Description

あなたの背後にも生霊はいる
嫉妬、恨み、妄執、自己顕示……。誰かが誰かに執着する時、さまよえる生霊が憑依するのか?
現実に起こった不可思議な出来事を百物語で綴った、人気シリーズ第3弾!

Content Description

普段から恨みを買っていた不良女の交通事故。共依存する母子がお互いに抱く心の闇。いじめっ子の少年が落ちた陥穽。相性の悪いアシスタント同士の意外な関係。妻子ある男に恋した姉妹の相剋。実話になってしまった創り話。そして著者の肩に四十肩のように重くのしかかる生き霊…。意識、無意識のうちに身内や他人に対して抱く想念が、嫉妬や恨みとして顕在化するとき、生き霊となるのか?大好評実話怪談第3弾。

目次 : 嘘つき女が隠したかったこと/ 笑いと恐怖/ 怖い話のバリエーション/ 夢の中の家/ イソップ童話のような話/ ある兄弟の物語/ 兄のその後/ 因果応報/ 熱病の中で見たもの/ 対照的なのに似ている二人の女〔ほか〕

【著者紹介】
岩井志麻子 : 1964年、岡山県生まれ。99年、短編「ぼっけえ、きょうてえ」で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。また、同作に書き下ろし3編を加えた同題の短編集が、ジャンルを超えた質の高い作品性を支持され、第13回山本周五郎賞を受賞する。恋愛小説『tr´ai c^ay(チャイ・コイ)』で第2回婦人公論文芸賞、『自由戀愛』で第9回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • takaC

    〜「怖さ」には正確な判定も序列もない〜 とのことなので、ここは「全部怖かった」と書いておこう。怖いかはさておき奇妙だった。事実は小説より奇なり。

  • 眠る山猫屋

    エッセイに近いけれど、“視えない人”志麻子さんのまわりに集まる視えたり視えなかったりする者たちを語る百物語。類は友を呼ぶとはこの事か・・・失礼。生霊を飛ばしまくるLさんとか、めんどくさい事頻り・・・。

  • 坂城 弥生

    最後の方の「知らぬが仏」が特に印象的。個人的に無知は罪で愚かと思うけど、幸福だと思っているので。だからセットで思い出すのは『好奇心猫をも殺す』上手くバランスがとれるのが理想なんだろうなぁ。

  • すしな

    080-24.シリーズ第3作です。2011年発行ということで、当時は今より公然とパワハラとかセクハラとかがあった時代で街中にも一風変わった人も見かけたような記憶もありますが、岩井さんの周りのその密度の濃さが怖くもありおかしくもあるというバランスでした。前作同様、人を殺めてそうな人や嘘をつく人が大勢出てくるのですが、岩井さんの田舎のほうではそういう人もその土地をで暮らし続け、周りも受け入れて何事もなかったように振る舞うというので、横溝正史的な話も全くのフィクションでもないのかなと思ったりしました。

  • pulpo8

    シリーズ第3弾。何故かこれだけ図書館に置いてあったので、第2弾を抜かしてこちらから。うーん、飛び抜けて印象に残った話というのはなかったかな。相変わらず嘘つきの話が多く、「スクープ情報」「私を戦慄させた嘘」の目的不明の嘘には何かしら嫌なものを感じたけれど…。「日記で伝えたいこと」は本当に訳が分からずちょっと気になる。しかしもっと気になったのは、あとがきの“一人の人間を何人かに分けたり、複数の人間を一人の人間として書いている場合もある”という情報。それってもはや創作では。職業や背景を変えるのはいいと思うけど。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items