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生者のポエトリー 集英社文庫

岩井圭也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087448269
ISBN 10 : 4087448266
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan

Content Description

われわれが生きていくのに詩を叫ぶ以外の理由があるかい?いじめのトラウマから人とうまく付き合えない悠平、陽キャの彼氏に隠れて手帳に詩をしたためる千紗子、言葉もわからず日本にやってきたブラジル人小学生ジュリア。世の中から零れ落ちそうになる時、詩がそっと救いの手を差し伸べてくれる―。逆境のなか紡ぎ出される言葉に希望を見出す6人の物語が響き合い、小さな奇蹟を起こす連作短編。

【著者紹介】
岩井圭也 : 1987年大阪府出身。北海道大学大学院農学院修了。2018年「永遠についての証明」で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • はっせー

    本書は詩をテーマにした連作短編集繊細で優しいお話で、最後は心がじんわり温かくなり、読めてよかったと思える作品😳本書は連作短編集という形をとっているため、第1章に出てきた登場人物の話を受けて、第2章へ話が続く。まるで詩というバトンを繋いで、読者に感動を届けているのかなと思う😊本書のイメージを伝えると「詩は勇気を与えてくれる」かなと思う〜各登場人物が詩を通して新しい1歩を踏み出す。自分で詩を書く。詩を読む。詩を聞く。そのどれもが勇気を与えてくれるのかなと思い、このイメージにした😆

  • よっち

    逆境の中で紡がれた詩が明日を切り拓き、人生の大切な一歩を踏み出す一瞬が描かれる6つの連作短編集。トラウマで上手く話せなくなった青年が急遽舞台で披露する詩や、地元FM局でバイトする女子大生の想い、出所して真実の詩を歌いたいと自覚した男、最愛の妻を亡くした元気象庁技官が出会った一編の詩、学習支援教室指導員とブラジル出身の少女ジュリアの心を繋いだ詩、街角の詩を拾った役所企画を個人で引き継いだバイトなど、詩から大切なものやなすべきことを見出してゆくエピソードには確かな希望があって、彼らを応援したくなる物語でした。

  • バナナカプチーノ

    文庫化されて再読。岩井さんを初めて知った1冊でここから岩井ファンになりました。「詩」をテーマにした連作短編集。ほんのり沁みる良質なヒューマンドラマ。とってもお勧めです!

  • アリスとアニー

    詩をテーマにした連作短編集。言葉は人を傷つけることもできる一方で誰かを救うこともできる…。逆境のなかで紡ぎだされる言葉が詩となって周囲に連鎖的に広がっていく点に言葉の力を感じました。最初のうちは自分の好みのテイストではないかなと思ったのですが、後半になるにつれて物語に引き込まれていきました。個人的には『幻の月』と『あしたになったら』がお気に入りです。普段は詩を読むことがあまりないのですが、今度本屋さんに行ったら詩集コーナーに立ち寄ってみようかな。

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