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田中家の三十二万石 光文社文庫

岩井三四二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334105693
ISBN 10 : 4334105696
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan

Content Description

近江国三川村の百姓・久兵衛は、年貢に縛られる百姓暮らしに嫌気がさし、家族を養うため志願して十六歳で地元の武将・宮部善祥坊の小者となる。初めての禄はわずか三石。学問もなく歌の一首も読めないが、出世を目指しがむしゃらに戦い、時に歯を食いしばって耐え難きを耐え、ついには大名へと上りつめていく。貧農から身を起こし、筑後三十二万石の太守となった田中久兵衛吉政の痛快にして哀感にも満ちた生涯を描く。

【著者紹介】
岩井三四二 : 1958年岐阜県生まれ。一橋大学卒業後、会社勤務を経て、’96年『一所懸命』でデビュー。同作で第64回小説現代新人賞受賞。’98年『簒奪者』(『兵は詭道なり 斎藤道三』と改題)で第5回歴史群像大賞、2003年『月ノ浦惣庄公事置書』で第10回松本清張賞、’04年『村を助くは誰ぞ』で第28回歴史文学賞、’08年『清佑、ただいま在庄』で第14回中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かずあき

    石田三成を捕まえた、ということしか知らなかった田中吉政。この人もまた貧農から大名にまでのし上がった人だったんですね。藤堂高虎や安国寺恵瓊の本も読みましたが、こういうマイナー武将の話、とても面白いです。

  • かずさん

    マイナーな武将の出世譚。最後は悲しかったけど、読みごたえがあった。

  • ゆうへい

    貧農から大大名に成り上がった田中吉政の一代記でした。人間的にも面白かったです。前半は戦に明け暮れた日々を送り、後半は治世に没頭する姿が描かれていました。関ヶ原の時は何とか立ち回った感があったように見えました。最後の解説も回りくどくなく、読み応えがありました。総括的に現代社会に通ずる部分があるように思いました。また、要所要所でカワウソが出てきた部分は例え話で分かりやすかったです。

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