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あるじは信長

岩井三四二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569773216
ISBN 10 : 4569773214
Format
Books
Release Date
November/2009
Japan

Content Description

上様、そんな理不尽な…。信長に仕えたばかりに運命に翻弄される家臣たち。「難儀でござる」の著者が、あるじに振り回されつつも懸命に生きる男たちを、彼らの目線で描いた1冊。

【著者紹介】
岩井三四二 : 1958年岐阜県生まれ。一橋大学経済学部卒業後、電機メーカーに勤務。1996年『一所懸命』で第64回小説現代新人賞、1998年『簒奪者』で第5回歴史群像大賞、2003年『月ノ浦惣庄公事置書』で第10回松本清張賞を受賞し、作家生活に入る。2004年『村を助くは誰ぞ』で第28回歴史文学賞、2005年『十楽の夢』が直木賞候補となる。2008年『清佑、ただいま在庄』で第14回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さつき

    近習、右筆、相撲取りなど様々な立場で信長に仕えた人々を描く短編集。信長の躍進によって奉公内容も変わり、いかに出世するか、もしくは安穏に暮らすか皆が心を砕いているのはなかなか窮屈に感じました。短編なのでサラッと読めますが、色んな立場での葛藤、逡巡が鮮やかに切り取られていて読み応えありました。

  • さと

    戦後の世、信長に仕える者たちの苦悩、悲しみ・・・でも、重くも湿っぽくもなくまるで、戦後時代の中間管理職達の苦悩と読んでも面白い。大将の軌跡も面白いが、仕えるもの達の日常の生々しさも面白い。こういう楽しみ方は読メのおかげです。

  • jima

    信長の家来たちの話が8篇

  • 藤枝梅安

    信長に仕える下級武士や信長に庇護されている神社の御師など、信長に連なる人々の苦悩を面白く描いている。  信長と言う天才の下で右往左往する男たち。それは現代の目まぐるしい変化にアタフタする我々に通ずるおかしさと哀れさを持っている。  笑った後、ふと背筋が寒くなるような、洒落た短編集である。

  • ちゃこ

    【収録作品 8編(初出 月刊文庫『文蔵』】「頼うだるお方」(2009年7月号) 「牛頭天王の借銭」(2008年10月号) 「右筆の合戦」(2009年1月号) 「桶狭間ふたたび」(2008年1月号) 「天下を寝取る」(2009年4月号) 「出世相撲」(2007年10月号) 「たわけに候」(2008年7月号) 「裏切り御免」(「生まれた城で」改題 2008年4月号)  織田信長に仕える近習や右筆などを主人公にした短編集。視点が面白い。時に笑いを誘う軽いタッチだが、信長に仕える苦労が描かれていて哀愁漂う作品。

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