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大人のお作法 インターナショナル新書

岩下尚史

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784797680034
ISBN 10 : 4797680032
Format
Books
Release Date
January/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『芸者論』(和辻哲郎文化賞)で、今は滅びつつある花柳界の姿をあざやかに語って一躍、読書界の話題をさらった作家による異色の人生論。

宴席とはグルメ談義をする場にあらず。
歌舞伎を一人で見に行くほどの野暮はなし。
銭金を貯め込む算段よりも、まずは散じる喜びを知れ。
年寄りが若者を真似るほど、みっともないことはない。
家に帰って本を読むよりも、まずはその道の先人に尋ねるのが本道。
やたらと物を集めて喜ぶのは子供のやること。
人前にTシャツで出てくるくらい恥ずかしいことはなし。
――などなど、誰も教えてくれない「大人のお作法」の数々をお教えします。

<目次より>
第一章 それでもお茶屋に上がりますか
第二章 食通を気取るその前に
第三章 そんなに「伝統文化」が大切ならば
第四章 「大人の男」と見られたいなら
第五章 執着を離れなさい
第六章 どんなに知識を増やしたところで
第七章 あなたの「居どころ」はどこですか
第八章 困りはするが悩まない

著者略歴
岩下尚史(いわした・ひさふみ)
作家。1961年、熊本県生まれ。國學院大學文學部卒業後、新橋演舞場株式会社に入社。退社後、『芸者論―神々に扮することを忘れた日本人』を著し、第20回和辻哲郎文化賞を受賞。國學院大學客員教授。テレビのコメンテーターとしても活躍。著書に『見出された恋 「金閣寺」への船出』『直面(ヒタメン) 三島由紀夫若き日の恋』など(すべて文春文庫)。

【著者紹介】
岩下尚史 : 作家。1961年、熊本県生まれ。國學院大學文学部卒業後、新橋演舞場株式会社に入社。退社後、芸者の発生と変遷を古代の巫女にまで遡って解き明かした『芸者論―神々に扮することを忘れた日本人』を著し、第20回和辻哲郎文化賞を受賞。國學院大學客員教授。テレビのコメンテーターとしても活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 阿部義彦

    インターナショナル新書、新刊第1弾ラインナップより。架空対談の形式で作法マナー大人の常識を語る。宴を催すならば、各人の席の配置が一番の肝である、子供には伝統行事を重んじる事、グルメ自慢は大人がする事ではない、等などの実用面のみならず、後半には精神面での心得が強調されます。「執着を離れなさい」「どんなに知識を増やしたところで」「困りはするが悩まない」靴、鞄傘など目立たぬものが無事で、服に関しては「自分を消す」こと。何よりも大事なのは身銭を切ることなどが語りかけられます。

  • 浅葱@

    軽妙洒脱な語り口の中に作法やら品格やら付き合い、嗜みと心得、分別やら。その何やかやに一つ一つに「大人の」が付いている。大人がつくと普通は重くなるはずのことが、書き手の巧みさでさらりと爽やかに伝わってくる。大人だから頑張るのではなく、その道のプロに教えを乞い、間違ったら謝ってやり直す。と、まぁそれが出来たら大人と言われて、つい、身を乗り出すと、そんなに前屈みになったら今につんのめって転びますよとたしなめられそう。なぞと軽口をきいてしまいそうな妙なノリのある語り口。大人のお作法はとても気に入りました。

  • baboocon

    著者の語る口調が独特だなと。芸者遊びや歌舞伎、服装などについてのお作法、というか一般的に思われているマナーとはひと味違ったアンチテーゼというか。「そんなに『伝統文化』が大切ならば」身銭を切るべきという意見については、出版文化に置き換えてもいけるよなあと感じた。

  • チョビ

    大人というのは時代によって変わるものなのだろう。そういう意味では、この人の理想と思う大人は絶滅危惧種かもしれない。結構キツイ言い回しも多く、読んでて「情けなかー。」連発。でも、どこにいたって自分は自分でしかない。誰も褒めてくれるわけではないことしか書いていないから、守っても自分を愛おしく思うくらいのしかないわけで。誰かのタニマチになりたくなる一冊。なるよ、うん!

  • しびぞう

    あまりに老成されているので結構なお歳だと思っていたらまだ50代だったとは。この老成っぷりが羨ましいからと今から頑張っても付け焼刃にしかならないのが悔しいが、著者の空気感をおすそ分けしてもらうべく著書を読み漁るのは今からでもできるのが救いだ。こういう大人が絶滅危惧種というのは由々しき状態だ。ああ、こういう人と恋をしたかった。こうなったら生涯かけて夫を育てるしかない。

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