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解読されたソ連の謀略と日英の諜報戦(仮)Php新書

岡部伸

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569850443
ISBN 10 : 4569850448
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
September/2021
Japan

Content Description

かつて大英帝国の覇権の源泉となったのが、卓越した情報収集と正確な分析力、つまりインテリジェンス(諜報・情報活動)であった。ロンドン郊外の英国立公文書館には、まさにそのインテリジェンスによって全世界から集められた政治、経済、軍事など、多種多様な情報が蓄積されている。筆者は約10年間にわたり、同館から数多の文書を入手し、研究を重ねてきた。先の大戦における日本の敗北は、「情報戦の敗北」といわれることがある。同館の所蔵ファイルが示す歴史の「真実」は、現代のわれわれにも多くの視点や教訓を与えてくれるだろう。人を欺くようなスパイ活動でも、根底に求められるのは誠実さであるなど、インテリジェンスの世界は奥が深い。正確な情報を得て、それを組織に活用するための要諦とは―。

目次 : 第1章 「007」が予告していた真珠湾攻撃/ 第2章 シンガポールを陥落させた南方のインテリジェンス/ 第3章 インパール作戦、チャンドラ・ボースの知られざる足跡/ 第4章 日本を破滅から救った中立国からの二つの緊急電報/ 第5章 「ヤルタ密約」をつかんだ日本人情報士官の戦い/ 第6章 共産主義者に操られた陸軍親ソ派の「敗戦革命」/ 第7章 千島列島は「引き渡される」としたスターリンの深慮遠謀/ 第8章 一人のカナダ人外交官をめぐるソ連の国際的謀略/ 第9章 対日政策で共産主義者と連携したGHQ

【著者紹介】
岡部伸 : 1959年、愛媛県生まれ。立教大学社会学部社会学科を卒業後、産経新聞社に入社。米デューク大学、コロンビア大学東アジア研究所に客員研究員として留学。外信部を経て、モスクワ支局長、社会部次長、社会部編集委員、編集局編集委員などを歴任。2015年12月から19年4月まで英国に赴任。同社ロンドン支局長、立教英国学院理事を務める。現在、同社論説委員。著書に、『消えたヤルタ密約緊急電』(新潮選書、第22回山本七平賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kawa

    第2次大戦中のインテリジェンス情報を英国の公的歴史情報文書から掘り起こす労作。アイルランドやアフガニスタン等中立国からの敗戦直前の天皇制維持情報、ルーズベルト大統領の体調悪化を利用したヤルタ会談でのスターリン北方領土工作、共産主義に親和感が高い大本営参謀やCHQスタッフによる終戦工作・戦後体制造りが戦後自虐史観形成の原因等々。「本当かいな」と呻きつつも、「そうかもしれない」と思わせる説得力が存在する一冊。

  • かげとら

    裏舞台で暗躍するスパイ大東亜戦争は、このスパイ情報戦で負けたのでしょうか? 今から考えると、終戦協定をソ連に依頼するなんて有り得ないけど、正常な判断が出来る情報を握りつぶした日本人が居た事に怒りを覚える。 戦後レジュームを脱却する為にも一日も早くスパイ防止法を成立させて欲しい。

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