Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

• 鐵太郎

  読了日：2020/10/19

  勇者列伝、その２。今回も新旧取り混ぜて海を馳せた英国軍艦についての岡部いさくさんのエッセイ。CAMシップから始まって米国から貰った中古駆逐艦、E級軽巡、現代のタイプ45駆逐艦の話になったけどやっぱりWW2のフネたち。想定寿命3年の軽空母、N級、ハント級駆逐艦、はてははるか昔のドレッドノート級戦艦とその後継者たち。最後はWW2で縁の下の活躍をしたトローラー、ドリフターたち。愛だねぇ。　──各エピソードの間にはさまれた英国海軍史のミニ・エッセイもまた素敵。

• 六点

  読了日：2020/10/07

  『ネイビーヤード』誌に連載の、著者のコラム集である。一冊目もそうであったあったが、2巻目はさらに濃厚なブリテン趣味が横溢している。いきなり「補助対空艦スプリングバンク」である。そして21世紀の「タイプ45駆逐艦」から「ドレッドノート」といったここ百年の有名所から徴用された「トローラー、ドリフター」と言った、本邦で言うところの徴用漁船、特設監視艇近似の、苦闘に至るまで、その、視野の広さには驚くほかない。著者のコラム集は刊行間隔が長いので、健康に気をつけて御健筆を奮って頂きたいと、祈ってしまった。

• 竜王五代の人

  読了日：2020/11/24

  手堅い「ださく」節の英国艦エッセイ第二巻である。一巻で大物をある程度消化した結果か、商船改造防空艦兼CAMシップ・徴用や量産された漁船型軍艦（驚くほど沈んでいることにビックリ。日本の同類もそうであるが）・有象無象の第一次世界大戦中の戦艦群・第二次世界大戦後の下級フリゲイトなど、割とマイナーなフネが扱われているのでむしろ面白い。末尾に、ユーモラスなイギリス海軍士官服の作者自画像あり。

• YS-56

  読了日：2020/10/03

  超弩級な勇姿も良いですが、手当たり次第にかき集めた牧羊犬こそがロイアルなネイヴィーなんでしょうかね。それにしても、今の大型艦艇は『駆逐艦』か…。ちょっと寂しい気もします。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します