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後宮の黒猫金庫番 富士見l文庫

岡達英茉

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784040747132
ISBN 10 : 4040747135
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

大雅国には伝説の女官吏がいる。通称「黒猫金庫番」。華奢な体に黒い衣を纏い、琥珀に光る瞳で不正を見逃さなかったという―。将来そう呼ばれるとはつゆ知らず、蔡月花は見合い話に頭を悩ませていた。相手は若き天才、戸部尚書の柏偉光。超のつく貧乏貴族の月花とは釣り合わないし、必死に立て直した家業もやっと軌道に乗り始め、結婚はしたくなかった。断り切れず迎えた見合いの当日。月花は落ちた小銭を追って馬車から飛び降り「私、お金が大好きなんです!!」と本性を露にするも「規格外のご令嬢」と偉光に気に入られ…?

【著者紹介】
岡達英茉 : 東京都出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よっち

    落ちぶれた蔡家を必至で立て直した月光のもとにもたらされた、若き天才・戸部尚書の柏偉光とのお見合い。なぜか気に入られてしまい逃れるため後宮の秀女試験を受ける中華風ファンタジー。貧乏貴族の自分とは釣り合わないし、必死に立て直した家業もやっと軌道に乗り始めて結婚したくなかった月光。しかし試験の解答が目を引いて女官吏として採用され、後宮の無駄を洗い出す仕事に取り組むうちに偉光との関わりも出てくる展開で、いろいろ巻き込まれて振り回されても、それにめげずにたくましい彼女が真相に切り込んでゆく姿はなかなか良かったです。

  • よっしー

    タイトルが気になり、手に取りました。後宮物ではあるのでしょうが、どちらかといえば現在の経理のようなお仕事をしている月花。最初は邪険にされていた物の、様々な問題を解決していくうちに、次第に人望を集めていくのが格好良いですね。そして、お見合い後婚約破棄を狙って逃げた筈が、少しずつ外堀を埋められていく様子がまて微笑ましく感じました。さて、次はどんな奇策を編み出してくれるのか…。楽しみです。

  • はなりん

    中華後宮もの。由緒はあるが貧乏守銭奴令嬢の月花。若き戸部尚書と見合いで出会い、そこからなぜか後宮の主計官となり、帳簿から後宮の事件を解決して行くお話。柏尚書とのやり取りや、月花の家族がほのぼのしていて、後宮のドロドロが軽くなっていて、気楽に楽しめました。

  • 虚と紅羽

    弱いと言うか薄いと言うか。嫌いではないけれど全体印象が少し薄め。お仕事してる女の子は好きだけれど陰謀とか恋愛要素にフラフラしていてちょっと中途半端な印象を受ける。 女官吏と言えば個人的にはあの作品!となって基準がそっちになってしまうせいか、まあハードルが高い高い。 後宮謎解き要素、お仕事要素、恋愛要素。 内容をどれか一つにもう少し絞ってくれれば濃い内容になっていたのかなぁ?と。勿体ない感じもある。

  • にゃうぴょん

    面白かったです。守銭奴のヒロイン月花の後宮で宮廷費の圧縮に勤め事件に巻き込まれながらも逞しく前向きな姿に好感が持てます。恋愛要素は薄めだけどこれから進展がありそうで続きがあらば読んでみたいです。

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