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ISBN 10 : 4488404219
Content Description
薫大将と匂の宮、光源氏の亡き後に二人の貴公子が織りなす物語こそ『源氏物語』でも名高き「宇治十帖」である。千年以上に亘って未完とされていたその『源氏物語』には、驚くべきことに幻の続編が存在した。貴公子たちの恋の鞘当てが招く、美しき姫君たちの死。平安の宮中を震撼させる怪事に、紫式部と清少納言が推理を競う。絢爛たる長編小説を表題に据えた王朝推理傑作選。
【著者紹介】
岡田鯱彦 : 1907年東京府生まれ。東京帝国大学卒。49年「妖鬼の咒言」が雑誌“宝石”の第3回探偵小説募集の選外佳作に、「噴火口上の殺人」が雑誌“ロック”の第2回懸賞探偵小説の第一席に入選。同年から東京学芸大学の、71年からは聖徳学園短期大学の教授を務める。日本古典文学の研究者らしい遊戯精神と推理小説の興趣が結実した『薫大将と匂の宮』が、代表作のひとつに数えられる。93年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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buchipanda3
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