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歴史とはなにか

岡田英弘

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784166601554
ISBN 10 : 4166601555
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2001
Japan

Content Description

応神以前の天皇は実在しない、中世なんて時代区分は不要、19世紀まで「中国人」はいなかったなど、“目から鱗”の歴史の見方・捉え方。

【著者紹介】
岡田英弘 : 1931年、東京生まれ。専攻は中国史、満州史、モンゴル史、日本古代史。53年、東京大学文学部東洋史学科卒業。57年、『満文老档』の研究により日本学士院賞を受賞。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授を経て、現在、東京外国語大学名誉教授。著書に『倭国』(中公新書)、『倭国の時代』(朝日文庫)、『チンギス・ハーン』(同)、『世界史の誕生』(ちくま文庫)、『日本史の誕生』(弓立社)、『妻も敵なり』(ザ・マサダ)、『中国意外史』(新書館)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    最初に文明とは二通りあり、歴史のあるものとないものがるという命題を説明されています。そこから発展して日本文明あるいは日本史はどのようにつくられてきたのかということを説明されています。最後の現代史の捉え方ということで、歴史論として非常にわかりやすい本でした。E.H.カーの本とはまるっきりわかりやすさが異なります。

  • えちぜんや よーた

    現代の中国においてなぜモンゴル・チベット・ウイグルでジェノサイドが起こったり、台湾併合問題でゴタつくのはなぜか簡潔に説明されてて分かりやすかった。この説明でもってすべてを知ったような顔をすることはできないが、これらの問題について今まで全く知らなかった人には問題を探る良いきっかけになるのでは。中国周辺地域で起こっていることは、日本にとって全くもって対岸の火事ではないので、日本の選挙権を持つ人であれば読んでおいて損はない。読むのにそんな時間かからんしね。

  • Book & Travel

    そもそも歴史とは何かということから、歴史書は真実でなく目的があって作られている、マルクス主義でいう歴史に一定の方向があるというのは間違いである、民族や国家という概念は現代以前には無かった、などと展開されていく筆者の主張は、説得力があるように感じられ、新鮮で興味深かった。また輪廻転生の思想から歴史の概念がなかったインド、過去に興味がない米国など国ごとの歴史感の違いも面白い。途中、話の展開が強引に感じられたり、気になる部分もあるが、歴史に対して真摯な姿勢を感じる筆者の主張には胸を打たれるものがあった。

  • 金吾

    ○攻撃的な部分もあり予想以上に良かったです。古事記、中国、韓国の部分は面白かったです。歴史の解釈に道徳的判断や功利的判断を排除するという考えは納得できました。他の著作も読んでみようと思います。

  • さきん

    歴史とは何か、様々な事例を上げて読み解く。モンゴル史専門の著者なので、世界史のはじまりはモンゴルと少しモンゴルびいきがあるが、日本とモンゴルの騎馬民族説や義経伝説ははっきり空想と否定している。日本の天皇制は天武天皇から実際に始まったとし、古事記や日本書紀は、中国の歴史書にならったものとしている。見方がユニークだが、説得力があり、放出予定だが、こういう見方もあるということで、残すことにした。

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