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暦ものがたり ソフィア文庫

岡田芳朗

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044064280
ISBN 10 : 4044064288
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

今日が何年何月何日か分からない日常を、想像できるだろうか。古来、暦は人々の生活に不可欠であり、その変遷をひも解けば、各時代の生活・文化・社会が鮮やかに見えてくる。日本人にとって暦とはなにか―。日本最古の暦をはじめ、宣明暦・貞享暦ほか旧暦のあゆみ、貴族の男性たちが使った具注暦や女性が使ったかな暦、月の大小を示す「大小暦」や字の読めない人のための「絵暦」などを詳説。豊富な事例とともに、時代を映す暦の森羅万象がわかる。

目次 : 暦のあけぼの/ 暦と政治/ 地中からの暦/ 平城京の春/ 平安貴族と暦/ 鯰絵の暦/ 貞享の改暦余談/ 地方暦さまざま/ 絵暦/ 六曜の履歴/ 太陽暦の採用/ お上の暦、民間の暦

【著者紹介】
岡田芳朗 : 1930年東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒、同大学大学院文学研究科日本史学専攻修士課程修了。女子美術大学名誉教授。暦の会会長。学生時代に神武天皇の紀元の計算方法に疑問をもって以来、暦に関心をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kei

    天地明察経由で興味をもったんですが、かなり昔から、それなりに正確な暦があったということが驚き。現代近くでは、グレゴリオ暦への改暦は明治政府の台所事情によって強引にされたこと。六曜が流行り出したのが明治以降ということなど色々興味深かったです。

  • なつめ

    天地明察から江戸の天文学や暦に興味をもち、手にとりました。文章が堅く、なかなか読み進められませんでしたがなんとか読了。難しいところはさらっと、興味を持ったところをじっくり読みました。春海も出てきて嬉しかったです。日本人と暦って深い関係があるんだなと感じました。

  • まさひーる

    ☆3 暦とは何かについて書かれているのかと思って手に取ったが、そうではなく、暦そのものの歴史ともいうべき内容だった。最初はつまらなく感じたが、読み進めるにつれて、日本人は暦をどのように扱ってきたかがぼんやりと見えてきた。現在のカレンダーも暦の一種であり、暦の歴史に連なるものであると思うと、この世界が重層的に感じられる。

  • shou

    魏志倭人伝の時代からの日本の暦の通史。江戸時代の地方暦、政治都合の改暦、六曜の普及についても。世界はグレゴリオ暦で動いている気になっているけれども、農耕のための自然暦なんかを観ると、時の概念を考えてしまう。

  • 霹靂火 雷公

    『魏志』倭人伝において「正歳四時を知らず」と揶揄された時代から、数々の改暦と明治改暦、更に「おばけ暦」が廃れて現代の1枚刷りカレンダーの原型が登場するまで、日本における「暦」の変遷をわかりやすく説いた名著。これまでの岡田氏の著作から、詳しい内容をギュッと詰め込んでいて、貞享2年暦の検証など他著には無いデータもあります。本書と『日本の暦』(新人物往来社文庫) https://bookmeter.com/books/5441733 陰暦・陽暦対応表を併せて読めば、更に楽しめます。

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