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シュメル神話の世界 粘土板に刻まれた最古のロマン

岡田明子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121019776
ISBN 10 : 4121019776
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

今から5000年前にティグリス、ユーフラテス河畔に栄えた人類最古の都市文明シュメル。その粘土板には多くの神話が残されていた。代表的な神話のストーリーを紹介し、神々の役割や性格、舞台背景などを詳述する。

【著者紹介】
岡田明子 : 1942年、東京都生まれ。早稲田大学文学部史学科大学院博士課程修了(論文未提出)、慶應義塾大学文学部哲学科大学院修士課程修了。現在、NHK学園「古代オリエント史」講座講師。専攻・シュメル学、美術史学

小林登志子 : 1949年、千葉県生まれ。中央大学文学部史学科卒業、同大学大学院修士課程修了。古代オリエント博物館非常勤研究員、立正大学文学部講師等をへて、現在、NHK学園「古代オリエント史」講座講師、中近東文化センター評議員。日本オリエント学会奨励賞受賞。専攻・シュメル学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    メソポタミア文明としか知られていない世界最古の文明世界を興味深く描かれています。このような新書で読むのはもったいないくらいの内容です。図版や写真もかなり多く収められていて、ところどころにその神話の物語を入れてくれています。読んでいてさらに興味がわきます。楔形文字の世界としてしかあまり知ることはないのですが、自由な発想が出てくる世界のような感じがします。

  • まふ

    紀元前3500年から2000年頃までのシュメル・アッカド時代の神話を解説。楔形文字を解読したもの。中でもギルガメシュ神話が中心。シュメル語は日本語と同様膠着語とのこと。西洋言語は屈折語とのこと。もう一度読めば頭に入るのであろうが、読み飛ばした感あり。それでも中味のごく上っ面は分かった。

  • びっぐすとん

    図書館本。舌噛みそうな神様の名前を覚えるのは早々に諦めたけれど、旧約聖書の「ノアの方舟」に繋がる洪水伝説、「ギルガメシュ叙事詩」など、シュメルからアッカド、古バビロニアへと語り継がれた神話。普通神話には始まりはあっても、神々が滅んでいく終わりなんてないと思うけど、それがあるのが驚き。文学作品が沢山残っていることも。シティライフ好きなシュメル人の文明は旧約、ギリシアへと受け継がれ、60進法、法律など西洋文明の基礎の一部になっていて、やっぱり大陸の文化の伝播力は凄いな、と終点の島国に住む人間は思うのだった。

  • ギルガメッシュ叙事詩はだいたい知ってたけど、FG〇アニメのあのクソデカ感情を見せつけられた後だとまた…。ティアマットさんもアー、昨夜の巨大な方ですね…となった。よくも悪くも好奇心旺盛で、父神から権力を奪った女神イナンナの冥界下りが面白かった。しかし近くて遠いシュメルと繰り返し著者は記すけれども、昨今の洪水の被害を思うとますます遠くて近くなってしまったのだなあ。ともかくこれだけの神話が欠損部分はあるにせよ、すべて粘土板に刻まれていて、それを解読したというのがすごい。紙は燃えるけど、粘土板は燃えない。

  • 有沢翔治@文芸同人誌配布中

    ギルガメシュ叙事詩。今から四千年以上も前にシュメルで粘土板に刻まれた、現存する最古の神話である。この神話は一部、旧約聖書などにも受け継がれていった。  また当時の神話は単なる空想ではない。史実が、あるいは史実の一端が窺える。その意味でもシュメル神話は貴重な史料になる。 http://blog.livedoor.jp/shoji_arisawa/archives/51505439.html

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