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日本の砿都 石灰石が生んだ産業景観

岡田昌彰

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784422701110
ISBN 10 : 4422701118
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

収録写真550点。“白いダイヤ”に映える、未知なる日本文化の古層と表層。

目次 : 第1部 日本の三大砿都(沖縄―砿都のサンゴ島/ 秩父―神山が支え続けた砿都/ 美祢・長門―日本一有名な鍾乳洞と石灰石のハイウェイ/ 宇部・小野田―砿都のツインシティー)/ 第2部 全国各地の個性的な砿都(上磯―日本最古の現役セメント工場/ 東鹿越―富良野のもう1つの顔/ 尻屋―寒立馬と本州最北端の砿都/ 八戸―ライムキャニオンの砿都 ほか)

【著者紹介】
岡田昌彰 : 1967年茨城県日立市生まれ。東京工業大学工学部土木学科卒業。東京工業大学大学院博士後期課程修了。(株)長大構造事業部、国土交通省国土技術政策総合研究所(横須賀)、東京大学アジア生物資源環境研究センターなどを経て、近畿大学理工学部社会環境工学科教授。英国ケンブリッジ大学マクドナルド研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Abercrombie

    石灰石鉱山により発展した鉱山町に残る文化遺産、産業景観を豊富な写真で紹介。町が形成されるとどこでも示し併せたように神社や音頭・小唄がつくられるのが面白い(セメント袋や石灰石を模した銘菓があるところも)。採算を取るためには効率的な輸送手段の確保が不可欠ってことで、基本、内陸にある鉱山から沿岸まで、鉄道、ベルトコンベア、架空索道などあらゆる方法が試されることに感心するが、中でも高速道路もろくに走っていない時代に専用道路の建設を推し進めた宇部興産の中安社長の先見の明には圧倒される。

  • Hiroki Nishizumi

    実に興味深く読めた。秩父や宇部・小野田は分かるが沖縄も含めて三大鉱都とは驚いた。確かに珊瑚礁は石灰岩になるな。また日本中でこんなにセメント工場があるとは知らなかった。特に製紙会社が興した東鹿越、パイロットプランとしての本巣・大野など面白い例も多く参考になった。

  • takao

    ☆ 尻屋の石灰岩は室蘭に搬出。製鉄に石灰岩(白ダイヤ)不可欠。尻屋崎燈台は2006年土木学会の選奨土木遺産に認定。p.133 福島県田村市には、今和次郎設計による旧大越娯楽場(1926大正15年)が現存している。施主は繭生産組合。

  • shm

    白い山,ベルトコンベア,煙突。石灰・セメント産業がつくる独自の景観と文化。たしかに特徴的。

  • siomin

    この本は非常に面白い。日本で唯一自給できる鉱物である石灰石にまつわる風景をまとめています。鉱山やセメント工場で地域に富をもたらしており、それらの風景を産業景観として保護すべきというのが著者の狙いで、時には感傷的な筆致が鼻につきますが、石灰石が近代日本にどれだけの貢献をしてきたのかが伝わってきます。そのなかでも、秩父は埼玉の奥地でありながら武甲山の石灰石で冨をもたらしたものの、そのせいで信仰の対象でもある山が傷つく姿を見なければならない複雑な感情を持つ秩父の人に心打たれます。

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