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作って動かすalife 実装を通した人工生命モデル理論入門

岡瑞起

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784873118475
ISBN 10 : 4873118476
Format
Books
Release Date
July/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本書は、セルラーオートマトンやボイドモデルなど、さまざまなALifeの理論モデルを、Pythonで書かれたサンプルコードで実装することで体感的に学ぶことができるユニークな書籍です。雑多な情報を整理して「最適化」する力に優れたAIと比較して、「新たな自然を作り出す」という特徴を持つALifeは、人間の多種多様な創造的行為を支援すると考えられ、その応用先は、デザイン、ゲーム、アート、建築など、創造性が必要となる領域全般に及びます。機械学習の技術も活用するALifeを学ぶことは、AIをすでに活用している読者にとっても、発想を拡げるきっかけになることでしょう。

目次 : 1章 ALifeとは/ 2章 生命のパターンを作る/ 3章 個と自己複製/ 4章 生命としての群れ/ 5章 身体性を獲得する/ 6章 個体の動きが進化する/ 7章 ダンスとしての相互作用/ 8章 意識の未来/ 付録

【著者紹介】
岡瑞起 : 工学博士。筑波大学システム情報系准教授、ウェブサイエンス研究者。United World College of the Adriatic(UWCAD)卒業、筑波大学大学院システム情報工学研究科博士課程修了。東京大学・知の構造化センター特任研究員、筑波大学助教を経て、現職。ウェブの存在そのものを新しい「自然現象」としてとらえ、その「生態系」としての構造を明らかにする研究を行う。また、2016年7月に池上高志・青木竜太と「ALIFE Lab.」を立ち上げ、ALifeの研究者と他分野との共創を促進する活動を展開中。専門は、ウェブサイエンス、人工生命。人工知能学会・ウェブサイエンス研究会主査。株式会社オルタナティヴ・マシン代表取締役

池上高志 : 理学博士。東京大学大学院総合文化研究科教授、複雑系科学・ALife研究者。1961年生まれ。東京大学理学部物理学科卒業、同大学院理学系研究科博士課程修了後、米国ロスアラモス国立研究所に留学。神戸大学大学院自然科学研究科助手、東京大学大学院総合文化研究科助教授、オランダ・ユトレヒト大学理論生物学招聘研究員、東京大学大学院総合文化研究科教授などを経て、2010年より現職。複雑系と人工生命をテーマに研究を続けるかたわら、アートとサイエンスの領域をつなぐ活動も精力的に行う

ドミニク・チェン : 学際情報学博士。早稲田大学文化構想学部准教授、起業家・情報学研究者。1981年生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)Design/MediaArts学科卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。NTT InterCommunication Center(ICC)研究員/キュレーターを経て、NPOコモンスフィア(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)理事。株式会社ディヴィデュアル共同創業者・取締役。2008年IPA未踏IT人材育成プログラム・スーパークリエイター認定。ウェルビーイングとテクノロジーの関係、人工生命技術と創造性の関係性、インタフェース・デザインの研究活動に従事

青木竜太 : コンセプトデザイナー、社会彫刻家。ヴォロシティ株式会社代表取締役社長、株式会社オルタナティヴ・マシン代表取締役「TEDxKids@Chiyoda」設立者兼キュレーターや「Art Hack Day」、「The TEAROOM」、「TAICOLAB」、「ALIFE Lab.」の共同設立者兼ディレクターも兼ねる。アートやサイエンス、カルチャー領域で、コンセプトデザイン、ディレクション、プロジェクトのプロデュースや事業開発を行う

丸山典宏 : 東京大学大学院総合文化研究科特任研究員。1984年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科単位取得満期退学。同大学院池上高志研究室でALife分野の研究を行う一方、大学内外でアート作品制作や開発業務にハード・ソフト両面から主に技術スタッフとして携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 月をみるもの

    https://bookmeter.com/books/52617 の時代から四半世紀。コンウェイたちが部屋でフィジカルに動かしてたライフゲームや、ウォルフラムの1次元セルラーオートマトンを、いまや自分のPC上で Python で一瞬で動かせるようになった。そんなのは本質的な発展ではない、、と思うかもしれないけど、じつはいまの AI ブームも(1)冬の時代に粛々と研究を続けていたヒントン先生たちの営み(2)ハードとWEB の発展の上に築かれている。大きなブレークスルーは案外もう目の前にあるのかもしれない。

  • Shu

    先ずは手を動かさず通読。久々のヒット。これは面白い。計算機上で生命現象の実装。個の創発、複製、進化、内部状態。次はタイトルの通り手を動かして再読!

  • 原始的なところのシミュレーションから始まり意識の話にまで議論が発展していく過程で、「生命」に対する解像度が一段上がったように感じる。今後どう役に立つのかといった面よりも、純粋に生命をどう作っていくのかに興味を惹かれた。

  • kono

    こんな分野があるのかと衝撃を受けた。 生物が持つ特徴のうち、自己組織化、個、群れ、身体性、進化、相互作用、意識などを真剣にシミュレーションで再現しようとして部分的に成功している例が載っていた。生き物っぽいAIが作られるとしたらこのALifeが元になるだろうと思う。学問としてめちゃめちゃ面白そうなので、個人的に今後も勉強していきたい。

  • yorip

    今まで自分は人工知能をやってきたと思っていたが、実は人工生命だったのかもしれないと思った。一般システム理論、オートポイエーシス、サイバネティクスなどは懐かしい言葉だった。久しぶりにカウフマン教に戻ってしまいそうになるところだったが、自己組織化についてはだいたい忘れていた。miuroが載っていたが、踊りの生成にニューラルネットが使われていたとは知らなかった。

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