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風蘭 角川ソフィア文庫

岡潔

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044001254
ISBN 10 : 4044001251
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
岡潔 ,  

Content Description

人を育てるのは大自然であり、その手助けをするのが人間である、だが何をすべきか、あまりにも知らなさすぎるのが現状である―六十年後の日本の行く末を憂え、警鐘を鳴らし続けた岡潔。今まさに彼が危惧していた通り、日本は厳しさのうちにある。少子化が進み、教育の形が刻々と変化する現代社会において、岡が示す教育のあるべき姿は多くの気づきをもたらすに違いない。たおやかな語りの中に慧眼が冴える。

目次 : こころ/ 天と地/ いのち/ 池の底/ 情熱の三原色/ 教育はどうすればよいのだろう/ 女性と情緒

【著者紹介】
岡潔 : 1901年大阪生まれ。京都帝国大学卒業。フランス留学を経て、帰国後、広島文理科大学、北海道帝国大学、奈良女子大学で教鞭をとる。後年、多変数解析函数論の分野における超難題「三大問題」を解決し、数学者としてその名を世界に轟かせた。1960年に文化勲章を、1963年に『春宵十話』で毎日出版文化賞を受賞。1978年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 双海(ふたみ)

    冒頭に掲げられた「こころ」という随想がいい。近所ののら犬の話と、拾って飼っていた猫の話、ある禅師の話で構成されています。この3つに共通するのは「信頼する」ということ。こころの平安が保たれて、ぜんぜん疑いがおこらないということ。

  • こういち

    静かな森の中を流れる川のせせらぎ。頬に触れる柔らかな風。「情緒」とは、なんて美しい言葉なんだろう。著者の思いが時代を超えて問いかけてくる。一つひとつ自省することは多く、恥ずかしい限り。されど「君子」にはなれずとも「小人」は捨てよう。まだまだ憧れと理想は枯れない。高まる意欲は静まらない。また、内田樹氏の「岡潔の教育論について」はこれぞ解説。我が身に合った「ものさし」を背伸びすることなく身に付けたい。

  • 弥勒

    私はアルバイトで個別指導塾の講師をしてゐる。職業柄、生徒の成績を上げることが求められるため、どうしても生徒の欠点に目を向けて、それを修正するように迫つてしまう。しかし、それは岡に言わせれば、「あれ(批判)は、人の欠点を見いだして、そして全体を否定するというやり方で、これは明らかに衝動的判断です。つまり、修羅の行為をさせているのです。」〈p167〉というものらしい。これからは、もつと生徒の長所や可能性に目を向けて、「情緒」が濁つてしまわぬよう、気をつけようと思つた。

  • カツ

    気になっていた岡潔さんの本。流石に凡人とは着眼点や考え方が違うなというのは分かったが、終始教育論ばかりだったので私的にはハマラなかった。他の本も読んでみるか悩むところ。

  • nakagawa

    彼は戦後高度経済成長の中でも日本の将来を憂いていた人物だ。天才数学者であったが、歴史や文学なども好きだったそうだ。彼の人の欠点ばかり見つけようとするのではなくて人のいいところを見つけようとするのが良いという意見にはまさに私だ。私自身、人の欠点の方をよく探しているように無意識的ながらそのような兆候が出ているようだ。しかしこれからは人の良いところをよく見つけるよう努力していきたいと思う。彼は現代の日本をまさに高度経済成長の中でも見抜いていたのかもしれない。

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