Product Details
ISBN 10 : 4480099271
Content Description
「愛国」が「反日」と結びつく不可解な国・中国。この構造は近世史・近代史の過程で形づくられた。1919年、北京の学生運動を皮切りに広がった五四運動は、現代に続くその出発点である。満洲事変をへて日中戦争へ向かうなかで、反日運動は「抗日戦争」と名を変えて最高潮に達した。本書は、日本・中国の近世史・近代史を政治・外交・経済・社会・思想にわたる全体史として描きだすことで、「反日」の原風景を復元し、ナショナリズムの核心にある「反日」感情の構造を解き明かす。古代から現代までの日中関係を俯瞰する論考を増補した決定版。
目次 : 第1部 「近世」の日本と中国(東アジアの一八世紀/ 統治のしくみ/ 明から清へ/ マクロな動向)/ 第2部 「近代」の幕開け(一九世紀をむかえて/ 西洋近代との邂逅/ 開港と開国/ 動乱の時代)/ 第3部 近代日中の相剋(近代日清関係の始動/ 日清対立の深化/ 「洋務」の時代/ 愛国反日の出発)/ 補論 日中関係を考える―歴史からのアプローチ
【著者紹介】
岡本隆司 : 1965年生まれ。現在、京都府立大学文学部教授。主な著書に、『近代中国と海関』『属国と自主のあいだ』(いずれも名古屋大学出版会、前者で大平正芳記念賞、後者でサントリー学芸賞を受賞)、『中国の誕生』(名古屋大学出版会、アジア・太平洋賞特別賞・樫山純三賞受賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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まーくん
読了日:2025/11/04
skunk_c
読了日:2025/10/26
さとうしん
読了日:2019/06/16
ピオリーヌ
読了日:2019/12/23
Hatann
読了日:2019/07/14
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