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危機の外交 岡本行夫自伝

岡本行夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103545613
ISBN 10 : 4103545615
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日米同盟の最深部まで知る男が書き遺した渾身の手記。当事者だけが知る真実がいま、初めて明かされる。

目次 : 第1章 父母たちの戦争/ 第2章 日本人とアメリカ人/ 第3章 敗者と勝者の同盟/ 第4章 湾岸危機―日本の失敗、アメリカの傲慢/ 第5章 悲劇の島―沖縄/ 第6章 イラク戦争―アメリカの失敗、日本の官僚主義/ 第7章 難しき隣人たち―日本外交の最大課題/ 第8章 漸進国家・日本

【著者紹介】
岡本行夫 : 1945(昭和20)年、神奈川県出身。一橋大学卒。1968(昭和43)年、外務省入省。1991(平成3)年退官、同年岡本アソシエイツを設立。橋本内閣、小泉内閣と2度にわたり首相補佐官を務める。外務省と首相官邸で湾岸戦争、イラク復興、日米安全保障、経済案件などを担当。シリコンバレーでのベンチャーキャピタル運営にも携わる。2011(平成23)年東日本大震災後に「東北漁業再開支援基金・希望の烽火」を設立、東北漁業の早期回復を支援。MIT国際研究センターシニアフェロー、立命館大学客員教授、東北大学特任教授など教育者としても活躍。国際問題について政府関係機関、企業への助言のほか、国際情勢を分析し、執筆・講演、メディアなどで幅広く活躍。2020(令和2)年4月24日、新型コロナウイルス感染症のため死去。享年74(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    日本の外交、特に安全保障に関する貴重な記録である。湾岸危機における日本の拙劣な意思決定、その反省を踏まえたイラク戦争での対応、沖縄の米軍基地に対する認識など、当事者ならではの臨場感あふれた証言と、著者の確乎とした国家観・安保観が相まって、非常に示唆に富む記録となっている。「安全保障では右、歴史問題では左だ」という岡本さんの中国・韓国・沖縄に対する眼差しの温かさに心打たれる。「岡本さんはリアリストだが、同時に弱者に対する熱い思いを持った人道主義者で熱血漢だった」という北岡伸一先生の言葉がそれを象徴している。

  • Isamash

    元外務省職員で橋本及び小泉内閣で首相補佐官を務めた岡本行夫2022年発行著作。戦争時の731部隊に関連した父親の活動も少し語られていて決意の様なものを感じた。首相補佐官として行った活動を外務省が妨害するということが生々しく語られていて、興味深かった。首相補佐官として沖縄問題にきちんと取り組んだことは評価したい。後に、菅首相が全てをぶち壊した様ではあるが。靖国神社のA級戦犯合祀を独断で行った松平永芳に批判的なのは意外も、まともなんだと感じた。中国の台湾併合は指摘通り、今でも現実的な懸念。どうこれを防ぐのか?

  • inuwanwan

    本書の本質は単に激動期の外交に、ひた向きに対峙してきた本人の自叙伝に留まらない。戦前から日本が背負う重い十字架と、決してそれから目を逸らしたり逃げることなく、国際社会の一員としてどの様に歴史を捉え、成熟した国家として不安定なアジア地区に向き合うべきかを、明確に、かつ説得力と温かい優しさをもって示している。極めて有能な人材をコロナで失ったことを無念に感じる一方で、本書に出会った以上、著者の期待に応えられる「次の世代」でありたいと思った。

  • 参謀

    外交官、橋本龍太郎内閣補佐官、小泉純一郎内閣補佐官を務めた著者の自伝。めちゃくちゃよかった!これまで日本が歩んできた外交の真実が語られている。これは日本人は一読すべき1冊であり、学校の図書館には必ず入荷すべき!序章は太平洋戦争、731部隊、沖縄の惨劇から始まるのだが、その内容がすんなり自分に入ってきて、かなり衝撃的だった…日米同盟、湾岸戦争対応の失敗、普天間移設、イラク戦争の裏で著者がかなり活発に動いていて、相当骨が折れたんだろうな、失敗に終わって悔しかったんだろうなとその思いも伝わってきた。

  • 都人

    この本の事は、この本にも登場する外交評論家の宮家邦彦氏(外務省OB)が新聞に書評(死亡した著者に対する思いの丈の方が多かったが)を載せられたので知った。著者のファミリー・ヒストリーには興味が無かったので、第一章は読んでいない。自叙伝だから仕方がないが、外務省時代の話は、どうしても自慢話に聞こえる。面白く感じたのは第五章以降だ。沖縄、マレー半島、中国、韓国、台湾、それに日本人の政治に対する考え方等、外務省時代の経験を生かした話で、納得の出来ることが多かった。

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