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ISBN 10 : 412102544X
Content Description
「オレだけど、会社の金を使い込んだんだ…」。振り込め詐欺の典型的な手口だが、私たちはなぜ簡単に騙されてしまうのか。詐欺だけではない。店頭や電車内には、効果を誇張した宣伝があふれ、政治家や官僚は都合の悪いことを言い繕い、SNSでは根拠のないフェイクニュースが流布している。騙されないために、どう心構えし、行動すべきか。社会心理学の観点から冷静に分析し、対処法を伝授する。
目次 : 第1章 説得する―そのメカニズムを探る(世の中をどのように判断するか―社会的情報処理/ 他者にどのように影響を与えるか―説得の過程)/ 第2章 宣伝する―広告に惑わされる(人を惑わせる表現/ 数値での誘導/ 体験談広告の問題点/ 要請技法/ 誘導から逃れるには?/ 「サブリミナル」は本当か?)/ 第3章 騙す―日常生活に潜む危険(特殊詐欺の落とし穴/ 悪質商法のテクニック)/ 第4章 言い逃れる―詭弁を弄する政治家たち(大臣、官僚の言いくるめ術/ 首相の言い逃れ/ ごまかし答弁は有効なのか?)/ 第5章 信じ込む―フェイクニュースが跋扈する(フェイクニュースの蔓延/ 信じ込んでいく過程/ SNSと意見の分極化/ フェイクニュースへの対処)
【著者紹介】
岡本真一郎 : 1952年、岐阜県生まれ。82年、京都大学大学院文学研究科博士課程(心理学専攻)満期退学。愛知学院大学文学部講師、助教授、教授等を経て、同大学心身科学部心理学科教授。94年、ブリストル大学客員研究員。博士(文学)。専攻・社会心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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