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災害復興法学II

岡本正 (Book)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766425369
ISBN 10 : 4766425367
Format
Books
Release Date
July/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

防災とは、災害直後に命や財産を守ることに尽きない。生き残った命を繋ぎ、希望の一歩を踏み出し、生活や事業を再建する知識の備えをすることも「防災」に他ならない。本書は、防災を「自分ごと」にするための防災教育の新たな手法を提示し、被災者が抱えた課題、復興政策の軌跡、防災政策の課題を描き出す。防災と災害復興は、事前・事後で分けられるものではない。常にサイクルを回することで完成する。「レジリエンス(強靱性)」という2巻のテーマには防災、減災、危機管理への強いメッセージが込められている。

目次 : 第1部 災害時のリーガル・ニーズに学ぶ生活再建の知識の備え(東日本大震災「リーガル・ニーズ・マップ」/ 新しい防災教育―生活再建の「知識の備え」)/ 第2部 復興政策の軌跡 大災害を教訓とした新制度の誕生と課題(住まい(1)所有者不明土地の高台移転を加速せよ―震災復興特区法改正による土地収用規制緩和と第3の法案/ 住まい(2)二重ローン問題は終わらない―2つのガイドラインと被災ローン減免制度立法提言/ 住まい(3)マンションに救助はやってくるか―安否確認とマンション防災における個人情報の利活用/ 家族の生活(1)災害関連死と家族の二重苦に終止符を―審査基準・支給金額の課題と命を守るデータ・ベース/ 家族の生活(2)災害救助法を徹底活用せよ―避難生活の向上と一般基準・特別基準/ 家族の生活(3)半壊の涙、境界線の明暗―被災者生活再建支援法の課題と災害ケースマネジメント/ 地域と情報(1)津波犠牲者訴訟と安全配慮義務―災害後の情報収集力と事業継続計画(BCP)の本質/ 地域と情報(2)続・個人情報は個人を救うためにある―自治体個人情報保護法の立法提言と消費者安全法の利活用/ 地域と情報(3)必要な情報を必要なところへ―災害派遣弁護士「DLAT」宣言と災害協定)/ 第3部 復興から防災へ 復興の叡智を未来の防災政策に(東日本大震災「復興期」のリーガル・ニーズ/ 熊本地震と新たな復興モデルの提示/ 広島土砂災害にみるリーガル・ニーズの普遍性/ 復興から防災・減災へ)

【著者紹介】
岡本正 : 弁護士・博士(法学)・マンション管理士・医療経営士・防災士。銀座パートナーズ法律事務所パートナー。1979年生まれ。神奈川県鎌倉市出身。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。2003年弁護士登録。内閣府行政刷新会議事務局上席政策調査員として出向中に東日本大震災が発生。日弁連災害対策本部室長を兼任し復興政策に関与。経験をもとに「災害復興法学」を創設。慶應義塾大学法科大学院、同大学院システムデザイン・マネジメント研究科、同法学部、青山学院大学大学院法学研究科ビジネス法務専攻等で講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 卓ちゃん

    地方自治体では、津波からの避難訓練や、避難所の運営訓練はよく行われるが、災害が過ぎ去ったあとの被災者の生活再建支援に向けた準備はなかなか進んでいない。災害時にはあらゆる部局が連携を図って、災害救助法、被災者生活再建支援法、災害弔慰金法等を円滑に運用できるように、体制を構築しておくことが求められる。しかし、これらの法の最低限度の知識すらもっていない自治体が多いのが実情である。防災業務は防災担当課だけに任されがちであるが、災害法制の勉強会は、防災担当課の職員だけを対象にするのではなく、全庁的に行う必要がある。

  • Hisashi Tokunaga

    Tに続いて今回Uをざっくり読んだ。改めてT・Uと精読したい。

  • これで災害復興法学3冊読んだが、素晴らしいと思う。著者の講義を受講したい。

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