岡本広毅

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いかにしてアーサー王は日本で受容されサブカルチャー界に君臨したか ガウェイン版 変容する中世騎士道物語

岡本広毅

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Product Details

Genre
：
Literature
ISBN/Catalogue Number
：
ISBN 13 : 9784909710079
ISBN 10 : 4909710078
Format
：
Books
Publisher
：
みずき書林
Release Date
：
March/2019
Release Country
：
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
小宮真樹子 ,  

Content Description

女体化・ご当地化・過剰化…ポップカルチャーの岩盤から、伝説という剣を引き抜く。

目次 : 序論―変容する中世騎士道物語/ 第１部　受容の黎明期（明治・大正アーサー王浪漫―挿絵に見る騎士イメージの完成過程/ 日本初のアーサー王物語―夏目漱石「薤露行」とシャロットの女/ 愛か忠誠か―『こころ』に見るランスロット像　ほか）/ 第２部　サブカルチャーへの浸透（テレビアニメーション『円卓の騎士物語　燃えろアーサー』における日本のアーサー王原像/ 一九八〇年代アキバ系サブカルチャーにおける「アーサー王物語」の受容/ 宝塚のアーサー王物語―バウ・ミュージカル『ランスロット』　ほか）/ 第３部　君臨とさらなる拡大（私の『アーサー王の世界』―リライトは楽し/ 永遠の王アーサーと『金色のマビノギオン』/ カズオ・イシグロのアーサー王物語―ノーベル賞作家はガウェイン推し　ほか）

【著者紹介】
岡本広毅 : １９８４年生まれ。立命館大学文学部准教授。国際アーサー王学会日本支部、日本中世英語英文学会、日本英文学会、西洋中世学会会員。専門は中世イギリスの言語と文学

小宮真樹子 : １９７９年生まれ。近畿大学文芸学部准教授。国際アーサー王学会日本支部、日本中世英語英文学会、西洋中世学会会員。専門はトマス・マロリーを中心としたアーサー王伝説（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 星落秋風五丈原

    読了日：2019/04/28

    インターネットの発達もあり、素材の料理法もかなり選択肢が広がった。まずゲームの世界で騎士ものは便利だ。魔術師、魔女、王、王女など基本的なアイテムは揃っているし、購入する武器によって騎士たちをキャラクタライズしやすい。アーサー王の女性化までは予測していなかったが、宝塚を身近に感じている世代ならば違和感はないのだろう。王になるまでは貴種流離譚だがなってしまうと途端に魅力を失うのがアーサー王の辛い所だ。彼が間違いを犯さない絶対の存在でなければならないからだが、弱さを持つ人間とはかけ離れた存在になる。

  • たかし

    読了日：2019/03/19

    アーサー王が日本で受容されていくところの解説本。なのだけど，アーサー王ってサブカル界に君臨はしているのかな…？　海外の文学作品に限定しても，三国志だとかギリシア神話が強すぎて，アーサー王伝説がそれを超えているとは思えないのだ。内容的に，１０人近くの論者が論考を執筆していく形になるので，玉石混交というところがないでもない。個人的には，明治時代のアーサー王が面白い。明らかに日本人が時代考証できていないあたりも含めて当時の情勢を楽しめる。

  • 夏みかん

    読了日：2022/12/13

    うーん、なんでか＜アーサー版＞が見つからない。うちにあるのは俺様キャラが好きな娘の強い要望で＜アーサー版＞なのに。。ま、仕方ないから私が好きなガウェイン様の方で。内容は多岐に渡り、とても面白かった。漱石の薤露行なんて知らなかったし。でも、私が読んだサトクリフの本についてはまるで何の記述もなかったのがちょっと不思議。サトクリフの著書でアーサー王伝説に出会った少年少女ってそれなりにいると思うんだけどな。

  • takao

    読了日：2025/08/19

    ふむ

  • johnlenon64

    読了日：2024/11/24

    　一番メジャーなはずのアーサー版がなかったので書影もリンク先も〈ランスロット版〉です（表紙以外は同じだからな）。 　名前だけはみんな聞いたことのあるアーサー王、意外なことが分かって面白かった。ここではTRPGに関わりそうなことだけ書き出しておく。 　詳しくは下記のアドレスで col20241104いかにしてアーサー王は日本で受容されサブカルチャー界に君臨したか https://kokutoarchives.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-a899dc.html

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