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巡礼ビジネス ポップカルチャーが観光資産になる時代 角川新書

岡本健

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784040822594
ISBN 10 : 4040822595
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「いつもの場所」がアニメ化で観光資産に!インバウンド対応含む具体例紹介。観光ビジネスにおいて無視できなくなった新たな消費形態を豊富な事例から考える。

目次 : 第1章 アニメ聖地巡礼/ 第2章 コンテンツツーリズムへの展開/ 第3章 観光資源を生む「創造性」/ 第4章 現実、情報、虚構空間への巡礼/ 第5章 観光「資産」化への道/ 第6章 巡礼ビジネスに必要なこと

【著者紹介】
岡本健 : 奈良県立大学地域創造学部准教授。1983年奈良市生まれ。北海道大学文学部卒業(専攻は認知心理学)。2012年3月、同大学大学院国際広報メディア・観光学院博士後期課程修了。博士(観光学)。12年4月、京都文教大学総合社会学部文化人類学科特任(任期付)講師。13年4月、奈良県立大学地域創造学部地域総合学科専攻講師。15年4月より現職。専門は観光学、観光社会学、コンテンツツーリズム学、メディア産業論、メディア・コンテンツ論など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Porco

    あちらこちらで、いろいろ工夫しているんですね。観光産業は創造性が求められるものだということが、実例から感じられました。

  • 綾(りょう)

    著者は観光学の専門家。アニメの聖地巡礼の事例を取り上げて、ビジネス化する方法をまとめている。自分も、ゴールデンカムイ、あの花、氷菓といった作品の「聖地」に行ったので興味深い内容だった。本書でも書かれている通り、聖地巡礼のさきがけとなった作品が、埼玉県鷲宮神社を舞台とする「らき☆すた」だ。グッズを販売する方法に工夫があり、観光資源がない土地に人と金が集まるようになった。ただ、あまりに聖地巡礼を利用した金儲けの匂いがすると、消費者も冷めてしまう。あくまでも作品の世界観を壊さないような宣伝が必要だ。

  • 富士さん

    コンテンツビジネスの一環としてのコンテンツツーリズムはディズニーランドに見られるように目新しさはなく、消費者主導型の「聖地巡礼」は新しい現象だけど地域が食えるほど儲けようとすると醒めるものです。「ビジネス」を強調すると取り立てて新しくないし、「巡礼」を強調すると儲かるとは言い難い。巡礼ビジネスなる表現がすでに詰んでいる気がします。個人的にはどちらかに割り切ってしまったほうがよいと思うのですが、どちらにしてもこの手の研究は過剰に新しさを強調して、既存の蓄積に対する置づけが欠落している気がするのです。

  • zaku0087

    前半は事例集、後半は「意見」の陳述というところ。アニメとコンテンツをほぼ同義に使っているが、実写映画よりも巡礼動員数が多いのはアニメなので、それに特化して論じても良いと思う。 外国人の自国TVプログラム影響の「日本の過疎地」巡礼も話題にはなるが、動員数からすると本命は国内アニメファンの誘引だろう。昔からある信仰上の聖地巡礼、四国のお遍路とかお伊勢参りも含めて、半分は信仰で半分は観光であり、これとアニメファンの巡礼者に差があるとも思えない。町おこし論ではなく観光論として続編を望む。

  • Танечка (たーにゃ)

    「地域住民もアニメに描かれた風景を見て日常的景観を再評価」というのはとても分かる。アニメに教えられるだけじゃなくて、自分でも自発的に日常風景を見直せたら楽しいだろうな。

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