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金魚 Kingyo ジャパノロジー・コレクション 角川ソフィア文庫

岡本信明

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044083328
ISBN 10 : 4044083320
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

鉢でも飼える小ささに、愛くるしい表情、優雅に泳ぐ姿で人々を魅了し続けてきた金魚。渡来は約五百年前の室町時代、中国からと伝えられている。今やその種の数は公式認定種だけでも三十超。職人たちの努力と愛情によって育まれ、技術と美意識で改良されてきたこの生きものは、紛れもない日本文化のひとつと言える。基礎知識を交えて、可愛さ満点、個性豊かな表情をたっぷり紹介。千姿万態の奥深いその世界に驚くこと間違いなし。

目次 : 第1章 金魚物語/ 第2章 金魚の基礎知識(胴の種類/ 頭部/ 色・鱗/ 尾ひれ)/ 第3章 金魚の枠/ 第4章 金魚水族館(和金型/ 琉金型/ オランダ獅子頭型:らんちゅう型/ 個性派)/ 第5章 金魚と暮らす

【著者紹介】
岡本信明 : 1951年愛知生まれ。東京海洋大学学長を経て、現在学校法人トキワ松学園理事長。研究分野は魚類病態生理学・魚類遺伝生理学。金魚博士の異名をもつ

川田洋之助 : 1952年東京生まれ。金魚銀座座主(CEO)。素人金魚名人戦代表。日本インターネット金魚愛好会副会長。金魚飼育歴四十年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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『金魚』 あまり見たことないし、詳しくな...

投稿日:2021/07/09 (金)

『金魚』 あまり見たことないし、詳しくないなぁと思い、手にしてみたら、楽しめました。キレイな写真と、わかりやすい文章で、興味が持てることの数々。目や頭部や尾ひれのそれぞれの形。赤、紅葉、更紗、三食、浅葱、桜、黄、白、茶、青、鉄、黒の代表12色。などなど、詳しい内容で良かったです。人智の及ばない気まぐれな変異性、先祖返りしようとする摂理、人の技術と美意識の関わりでつづいている文化。夏の風物詩や平和の象徴の一つとしてのイメージのある生き物について、じっくりと眺めたり、しっかりと解説も読めて、充実しています。

seigo-hk さん | 長崎県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • J D

     金魚好きには溜まらない本。社会学関係の本を探していたら何故かこの本に出会った。金魚の写真が沢山掲載されて目の保養にぴったり。室町時代に中国から入って来たのが「和金」その後琉球(沖縄)経由で入って来たのが「琉金」らしい。知らなかった。だから、「琉」の文字が使われていたんだ。文庫サイズでこの内容は恐れ入りました。因みに私が一番好きな金魚は、地味ですが「青文魚」どれだけ観ても飽きない。美しい金魚です。

  • 《はれ。ひやらひやら。さまざまの大金魚、和金、琉金、獅子頭、出目、らんちゅう、しろがちあかがちの桜錦、素赤、黒斑、更紗、キャリコにシルク、白銀、黄金、乳白色の鱗紋様、緋鮒も混じって総出で踊る。腹がなみうつ。雨滴はいっそうはげしくなる》(朝吹真理子「流跡」より)を思い出しつつ読んだ。どれもきれい。

  • あっくん

    金魚について調べようと思い手にした一冊。室町時代から日本にいたとは驚き。「金魚は人間がいないと生きられない」という話を聞いた事があったけど、先祖返りしてフナに戻ろうとするという意味だったのか。確かに自然界で生きるには挑戦的な色。写真の鱗の色彩や模様、尾びれの櫛で梳いたようなしなやかな模様やしなやかな動き…美しい。管理しなければ維持出来ない金魚の美学は、日本の未完成の美学にも結び付くと納得。うちでも父が金魚飼ってるので、観察しよう。

  • こんぺいとう

    表紙に惹かれて読んでみた。遅くなった夏を味わえた気分。写真の金魚があたかも目の前で可愛く凛々しく泳いでいるのが良さげ。丼鉢で金魚を飼う方法があるのには驚き。

  • chatnoir

    金魚、可愛いよねぇ。金魚の基礎知識的な本です。可愛い金魚の写真も多く、癒されます。簡単な“どんぶり金魚”の説明もあります。金魚すくいの誘惑に負けそうです...が、家には猫とエンゼルさんたちがいて、置き場所がない...。

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