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岡本かの子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093523370
ISBN 10 : 4093523371
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2018
Japan

Content Description

素封家ながらも実は貧民窟に出自を持つ男と、その妾の間に生まれ落ちた美しい娘・蝶子。第一部では蝶子が女体育教師・安宅と園芸手・葛岡という男との三角関係に巻き込まれる展開を中心に、そこから逃れる目的で選んだ裕福な青年・池上との奇妙な同居生活が描かれる。第二部では乞食に落ちぶれた蝶子が市井の人々を観察しながら自らの半生を振り返る流浪の月日を描く。芸術家・岡本太郎の母親であり、歌人としても名高い岡本かの子の耽美妖艶な大巨編。

【著者紹介】
岡本かの子 : 1889年(明治22年)3月1日‐1939年(昭和14年)2月18日、享年49。東京都出身。旧姓・大貫。漫画家・岡本一平と結婚し、芸術家・岡本太郎を生む。川端康成の知遇を得て、小説家に専心したのは晩年の数年間だった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • conyTM3

    岡本太郎の母、かの子による小説。 お蝶、母、父の本妻、この女三人の微妙な距離感と情緒豊かな表現に最初は興味を惹かれました。 こんなこと言うのは時代錯誤かも知れませんが、女性ならではの感覚、おんなごころ、女の性(さが)が強調されていて、冷めているようで感傷的な蝶子は悲劇のヒロインであり、力強く生きるそのギャップが面白かったのですが、乞食になってからは自分のことより他人の観察が多くてつまらなくなり、少々長く感じて飛ばし読みしてしまいました。

  • Ryu

    これでこそ小説だ。突然始まって、突然終わる。やたら長い。急にすごい文章が始まったり、異様に退屈だったり。読者のことは二の次でいい。この小説が、どう生きるか。暴れるか。生まれるか。るるると勝手に産出されているかのような文章。べつに、人間はあと。小説がさき。覚えた?お前は馬鹿。りーーーーん。と鳴る、のが、小説の音。聞こえないなら、帰れ。

  • Ru

    情景描写が岡本かの子さんの得意分野と思うけれど、風景の情景描写が長々と続く箇所はちょっと退屈。とはいえ女性が男性に頼らずに生き抜く姿は、当時としては衝撃的な内容だったのだろう。いや、現代人の私にとっても、自ら”乞食”となり、人生を模索する姿はやはり衝撃的。

  • akari

    結末が全く読めない。不思議な作品だった。 強い女性と対照的に男性は生命力が弱い、そこは岡本かの子らしい作品。どうやら未完らしいのがすごく残念。 お屋敷の庭でとる朝食のシーンが素晴らしく、何度も読み返してしまった。

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