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女子の古本屋 ちくま文庫

岡崎武志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480428370
ISBN 10 : 4480428372
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2011
Japan

Product Description

この一冊で古本屋になれる?
女性店主の個性的な古書店が増えています。カフェや雑貨なども併設するなど、独自の品揃えで注目の各店を紹介。

Content Description

いま女性店主の古書店が面白い!ネットはもちろん、リアル書店でも、個性的な品揃え、雑貨やおしゃれなカフェ、イベント・スペースなどを兼ねることで、注目を集めている。そうした個性的な13人の店主の素顔と開業までのストーリーを紹介した好著。本書がキッカケで独立した女子もいるという一冊。文庫化にあたり、「それからの『女子の古本屋』」を増補・追加取材。

目次 : 古本界の常識をくつがえした―古書日月堂・佐藤真砂さん/ 女性だけで店をまかされて―八重洲古書館・渡辺明子さん/ オンナコドモの本をネットで―海月書林・市川慎子さん/ メニューも本格派の古書カフェ―火星の庭・前野久美子さん/ 古本と和雑貨が並ぶ―旅猫雑貨店・金子佳代子さん/ 絵本と古本とギャラリーと―ブックギャラリーポポタム・大林えり子さん/ 鉱石標本と愛猫にかこまれて―蟲文庫・田中美穂さん/ 若者もお年寄りも気軽に―トンカ書店・頓花恵さん/ 四百字程度の解説をそえてネット上に―古本海ねこ・場生松友子さん/ 新感覚のデザインワークで―興居島屋(現「なずな屋」)・尾崎澄子さん/ 豆本、限定本、美しい本を売る―呂古書房・西尾浩子さん/ 同時代を生きた映画たちと―石田書房・石田由美子さん/ 父子二代で地元に根ざす―山猫館書房・水野真由美さん

【著者紹介】
岡崎武志 : 1957年大阪生まれ。フリーライター。書評を中心に各紙誌に執筆。書物雑誌「sumus(スムース)」の同人でもある。専門分野は日本の私小説、ユーモア文学、上方笑芸など。文庫王、均一小僧、神保町ライターのニックネームをもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • へくとぱすかる

    異論もあるだろうが、古書店は女性に向いた仕事、というのが著者の考え。男性の経営者には思いもよらない経営があるものだ、と、読んでみてつくづく感じた。ただし、お金儲けを第一に考えて開店した人はここにはいない。人生を古本と生きるような感覚であることに、潔ささえ感じる。さて最大の驚きは、あの英語の西尾孝先生のお嬢さんも、ここに紹介された店主のひとりであること。世の中はおもしろいものですね。景気が悪い、この21世紀。決して儲かっているわけではないが、今もがんばって店を開いている全国の古本屋さんに敬意を表したい。

  • あつひめ

    女子だから思い描ける商売の方法とかありますよね。古本と言うとどうも昔のイメージがあってむさくるしい偏屈そうなおじさんが埃だらけのお店でこだわりの本を売っている…っていう印象が拭いきれない部分があるけど、もうそんなの古いのかもしれないですね。カフェや雑貨屋さんのような古本屋さん。入るまでわからない謎のお店も隠れ家風で面白い。そんな古本屋さんに足を運んでみたくなる。古本業界も男社会から変化しているんだなぁ〜と感じた。

  • ばんだねいっぺい

     行ってみたいと心から思った。近場だと「火星の庭」か。それにしても、センス命もあれば、マイペースな空間もあり、多様性に富んでてうれしい。 旦那さんの意志を継いでには、グッときた。

  • akira

    まちライブラリー森ノ宮本。ミサさんおすすめ本。 読んでいて楽しい一冊だった。家に本が溢れたためにやめた古本屋通いが復活する中、やはりその良さに惚れ惚れする。「女子の」と銘打ってはいるものの、本質的に古本屋好きにはたまらない内容。@ワンダーや日之出書房が出てきたのは嬉しかった。 欲しくなる本なのかどうか。やはり手間を掛け愛情を受けた本は古本でもちがう。一色文庫もそうだった。 「いささか手間をかけすぎとも思えたが、一冊一冊をていねいに扱うことこそ、郊外で専門店をやるための生命線だと、話を聞いてわかった」

  • みっこ

    古本市の予習用。ちくま文庫で一見硬そうですが、面白くてどんどん読めました。男社会のイメージが強い古本屋。その中で女性の店主にスポットライトを当て、丁寧に取材した内容が詰まっています。女性たちが古本屋開業までに辿ってきた道が、本当に多岐に渡っていて面白い。一人一本ドラマにできそう(笑)一つの選択がその後どこにつながるかなんて、誰にもわからない。文中にある『選んだ道をどう歩いたかで、ひとの人生はまったく違った様相を見せる』という言葉が心にしみました。行ってみたいお店が増えたので、少しずつ巡ってみたいです。

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