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ISBN 10 : 475760792X
Content Description
五十年に亙る研究成果を語法篇・語彙篇・キリシタン資料篇の三篇に収める。語法篇では、推定伝聞の助動詞「なり」、助動詞「つ」「き」の用法、「申す」「聞こえさす」「聞こゆ」の敬意の差、受益敬語「てたぶ」の成立などについて論じ、語彙篇では『首書源氏物語』に見られる清濁や「ウソ」「ハッケヨイ」の語源について考察する。キリシタン資料篇では、ポルトガル語の文法書と辞書を用いて、オ段長音の開合、日葡辞書の和訳の問題などについて取り上げる。
目次 : 語法篇(推定伝聞の助動詞「なり」について―その承接と意味/ 今昔物語集の「今夜」と「前夜」と/ 源氏物語の「給ふる」「侍り」について/ 「申す」「聞えさす」「聞ゆ」―官位・身分・人名を承ける場合について/ 中世の敬語―受益敬語について/ 「御導師遅く参りければ」の解釈をめぐって)/ 語彙篇(源氏物語用語の清濁について/ 「けそん」は「家損」なりや―源氏物語用語考/ 「ウソ」の語源/ 「ハッケヨイ」の語源)/ キリシタン資料篇(オ段長音の開号について―ロドリゲス『日本文典』覚書/ 日葡辞書の和訳について/ 日葡辞書のVqev^oの語義―ficar deuendoの訳語について/ 「アサガレイ(朝餉)」のことなど―日葡辞書のことば/ 日葡辞書の「サメ」「フカ」「ワニ」について)
【著者紹介】
岡崎正継 : 昭和9年高知県に生まれる。國學院大學助手、助教授、教授を経て、國學院大學名誉教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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